練馬の駅前の商店街の中に、ラーメン屋「元祖 札幌や」というのがある。昔ながらの札幌ラーメンのお店である。
このお店、札幌ラーメンの・・・というより、元なでしこジャパンの代表FW荒川選手のご実家として地元では有名だという。
っていうか、スポーツバラエティ番組で澤選手が「荒川の実家って、元祖札幌やっていうんで、あだ名がガンちゃんなんですよ」と暴露していたこともあったくらいで・・・
そのときテレビに一緒に出ていた荒川選手が「お勧めは味噌ラーメンセットです」と言っていたので、ここへ来るといつもそのパターンだ。
先日、超久しぶりに立ち寄ったので、今回もいつものように味噌ラーメンセットを・・・と、待つことほぼなしで、ドーンと出てきた。
は・早っ・・・この速さは尋常ではない・・・もしかすると、小生が入店すると同時に準備を始めていたのでは・・・と。
それぐらい早かったのだ。そして、餃子もしっかりとしたものだった。さて、まずは実食である。スープからいただこう・・・
と、耳に飛び込むとんでもない大声が・・・怒っているのではない。地声が大きいお客さんがいて、テレビを見ながらご家族と思しき方としゃべっているのだ。
大きい声で延々とテレビの内容にコメントしているのだ・・・小生も落語をやる関係で声は大きい方だが、そんなレベルではない・・・メッチャ気になるぞ。
その大声を聞きながら、スープは・・・うん普通に普通の白味噌のスープだ。味噌一のそれのような濃い色合いではなく、白い。
もちろん、味が薄いわけではないが、七味を加えるとキリッとしてくるのが悪くない。そう、まさにノスタルジックな味噌ラーメンだ。
こういうラーメンもときにはいいかもしれない。そして餃子の方だ。写真でもわかるように、ふっくらとした大きなものが5個入っている。
これはかなり食べごたえがあるぞ・・・なるほど、今時の流行りのお店とは一線を画すが、これはこれで悪くない。
入店して注文してからすぐのラーメンの提供、そしてノスタルジックな味、栄枯盛衰が激しい練馬の駅前において長らく商売を続けているという事実がよく納得できた。
ただ、この日のたまたまのことといいつつ、大声でお話しされているお客さんがいたことが残念であった。
でもたまにはいいかも・・・あっ、今度は大声のお客さんがいないかどうか調べてからにするしかないか・・・(苦笑)
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