アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

池袋演芸場で柳家さん花主任興行

2024-12-03 06:00:00 | 落語

先日我が家に、柳家さん花から池袋演芸場で昼主任の興行をやるというハガキが届いた。さん花師に関しては、2014年に知人からの引き合いで、二ツ目時代に会を開催し、さらにご縁がつながって、2016年から「いとこの会」でずっと応援してきた。

 真打昇進後も、主任興行などの連絡をもらうと、可能な範囲で出かけているが、今回最終日の30日に出かけることができた

 寄席の番組ということで、出演者も多いので、演者と演目だけ網羅する。開口一番は小じか「金明竹」、やなぎ「のっぺらぼう」、志う歌「権助魚」、甚語楼「浮世根問」・・・

 「浮世根問」は久しぶりに聞いたが、この手のネタは、独演会などではまず聞けないもので、個人的には嬉しかった。続いて奇術の如月、そして正雀「松山鏡」・・・

 正雀も久しぶりに聞いたが、昭和の寄席の模範生みたいな高座で余分なことを言わず、小噺を二つほど振ってから本題・・・ウケが少なくとも嬉しい限り。

 彦いち「熱血怪談部」、小傳次「いもりの黒焼き」、小ゑん「ぐつぐつ」、そして、ヒザが笑組。

 さあて、お待ちかねさん花の登場だ。オレンジの高座着も映える、さて何をやるのか・・・見ていたら・・・おっ、「寝床」だ。

 これまで何度も「寝床」を聞いている・・・逆にいえば、十八番のひとつというべきか・・・棒鱈、らくだ等々とともによく聞く印象だ。

 その寝床だが・・・素人がいうのもなんだが、正常進化がさらに一歩進んだ・・・という感じ。ここで、あのくすぐりが来るぞと思っていると、変化していたり、新しいくすぐりも・・・最後までしっかりとした仕上がりで大満足の高座だった。

 それなりに長丁場だったが、それほど重くもならず、楽しませていただいた。終了後、師にメールをしたところ、ソッコーで返事がきた。

 狭い入れ物のせいか、小生の顔がバッチリ見えていたようだ。ただ、こういうやりとりは嬉しい。

 改めて「いとこの会」を思い出した。小生が通うようになったのは、2016年からだが、先代小さんの孫弟子、すなわちいとこ同士ということでスタートした二ツ目の勉強会だ。
 小んぶ、八ゑ馬、市弥、小辰、緑君、花いちの六人のうち毎回四人が出演していた。今では全員が真打に昇進されていて、活躍している。

 こうして応援していた二ツ目が昇進し、活躍する姿を見るのは、ファンとしてはまことに嬉しい限り。

 ちょっといい気分になって帰路についた。

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