毎度おなじみ「日本秘湯を守る会」のお宿巡り。今回おじゃましたのは「甲子温泉 大黒屋」だ。
今回で三回目だが、前回は2015年だからずいぶん久しぶりである。イヤになったわけでなく、たまたまリピートしているお宿が多く、結果として後回しになっていただけで・・・
ロケーションは那須連峰の裾野。栃木の大丸温泉とは近いが、こちらは福島県だ。白河から二岐温泉に向かう途中にあるが、街道から降りていく道が急坂で冬場は厳しい。
今回は、建物周辺には雪がたくさんあったが、道は除雪されていてスムーズに行けた。いつものようにチェックインタイムに合わせて入館、こちらは日帰りもやっていて、出るお客様と入れ替わりになる。
そして真っ先に飛び込むのが名物の大岩風呂だ。夜間と早朝以外は混浴であるが、二十畳くらいある巨大なお風呂、しかも深さも1.2mほどあり、泳げそう(苦笑)
こちらにはお宿から102段の階段を下り、さらに阿武隈川を渡っていく。泉質は単純泉でクセのないもの。お風呂に食い込んでいる大岩から自噴している。
温度はややぬるめの適温でゆっくり入れる。ただ混浴だが、大丸温泉のように湯あみ着などはなく、脱衣場も一緒なので、女性には極めてハードルが高い。
そしてここから内風呂に展開。こちらは硫酸塩泉で、泉質が異なる。男女別で、時間で入れ替えもある。
内風呂に入っていたら、女性スタッフが脱衣場の清掃を始めた。日帰りが終わり、この時間になったようだ。
むむ、今出ると女性に裸体を見せてしまうぞ・・・むむむ、もう少し露天に入っていよう・・・と、いささか疲れてしまった(苦笑)
ときに大岩風呂の隣には小さいが、別のお風呂「櫻の湯」もあり、夜間と早朝のみ男性用になっている。その他の時間帯は女性専用だ。
都合四か所をすべて入れるのがこのお宿の魅力だ。午後に一度、そして夕食前に一度大岩風呂に入る。
夕食後、入れ替えになった櫻の湯と内風呂(上左写真)を制覇、これでコンプリートだ。さらに翌朝、もう一度櫻の湯(右写真)と、時間をおいて大岩風呂に入るため、102段を二往復。
都合一泊で階段を四往復。けっこうキツイ・・・(爆)
それでもこのお風呂のすばらしさは特筆もので、階段を進ませてくれる。そして素晴らしいのは温泉だけではない・・・そのあたりについてはいつもの通り、別稿にて。
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