アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

林家たい平一門かい

2008-08-16 07:47:06 | 落語
さて先日の記事で、横浜のにぎわい座での林家たい平の独演会を紹介したが、たて続けに林家たい平一門かいに出かけてきた。


 行く前はたい平の独演会かと思っていたが、会場に入るとこんな表示(トップ写真)が・・・、おお、テリ平ことテリー伊藤が出演するのか。
 しかし、たいペーって誰だ?確か、たい平は入門したときは、同じ字で「たいぺー」と読ませていたらしいが・・・

 会場にはなんと、かのイチローからの花まで届いていた。とかいいつつ、開演前にはたい平自身が、一番太鼓・二番太鼓を箱をたたいて演ずるというパフォーマンス(嬉)
 加えて笛まで口で演ずるという、うーんあいかわらず器用な男だ。器用といえば、開演直前には、右写真の小雪が太神楽で場内を沸かす。しかも私を撮ったら、携帯を切ってくださいというナイスなマナーメッセージも。うーん、粋だ。


 さて、開口一番は、こたい平・・・誰だと思ったら、たい平の息子のようだ。なかなかかわいい。噺が終わった後、めくりを返していたら、舞台照明がピンクに・・・
 たいペーの名で出てきたのは、林家ペーだった。全身ピンクのド派手な着物。なんと足袋までピンクだ。目に痛いぞ(爆)

 声も悪いし、そこは素人落語。「子ほめ」だったが、ペーのエッセンスはたくさん入ったが、その分重たい噺となってしまった。
 重いといえば、テリ平の「元犬」も重さは残ったが、まあまあ楽しめた。ただ、残念ながら二人とも声のバランスがよくないので、長時間はつらい。

 さて、お目当てのたい平だ。一席目は「干物箱」、かって先代の文楽が得意にしていたネタだ。得意の声色を交えてなかなか面白かった。
 中入りをはさみ、高田文夫が東京ボーイズとコラボで場内を沸かせる。これもやや膝としては重かった。たい平自ら、「今日は年寄りの文化祭」と言うのはむべなるか(笑)

 そして、トリはたい平のもう一席、「船徳」だった。先日「藪入り」を聴いた後、むしろ今のたい平には船徳なんかの方が・・・と思っていたので、いきなり実現したわけだ。
 たい平らしいアレンジが入る、いつものいい展開だ。テンポもいいし、明るい若旦那に、らしさがよく出ている。

 途中、「えっ、こんなのありかよ?」という展開もあったが、面白い流れで一気にサゲまで・・・ありゃりゃ、こんなサゲ聴いたことないぞ
 うーん、前回の「たがや」といい、サゲを工夫するたい平、いいじゃないか。しかも、売れっ子でありながら、ネタのかぶりもなく、常に稽古していることがわかる。

 いよいよ本気で、小生たい平と市馬の追っかけだ。これからも落語をどんどん聴きに行こうっと。
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