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かなり昔、ビーというシャム猫を
飼っていたのですが、
仕事で北海道を離れる際、実家に預けました。
ところが、その猫のおなかにぶつぶつができていて、
ケージに入れて自転車で動物病院に
連れて行ったことがあります。
先生の診断はなんと乳がん、
もうかなり広がっていることから、
手術は無理ということでした。
注射を打たれ、ケージの中のビーがかわいそうに思い、
途中にあった安春川のせせらぎプロムナードで
一休みすることにしたのでした。
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ケージから出してあげようとしたら、
なんと突然逃げ出してしまったのです。
あわてて後を追ったものの、猫のすばやさにかなうわけもなく、
私はすごすごとうちに戻ったのです。
普段、猫の世話は大変といっていた母親が、
烈火のごとく怒って(当たり前です)、
ビーのいなくなった場所へ行き、
その近くのおうちを一軒一軒尋ねて、
もし猫がいたら連絡してくださいと
丁寧にお願いして回ったのです。
その後、同じシャム猫を飼っている親切なおうちから、
連絡があって無事つれて帰ることができました。
残念ながら、見取ることはできませんでしたが、
毎日毎日押入れで静かに寝て、
そのまま息を引き取ったそうです。
それから、母は、生き物を飼うのはいやだといいます。
久しぶりに、その安春川に行ってきました。
とても気持ちのいい場所で、
ざわつく気持ちを静めてくれます。
8月とはいえないくらい、
さわやかな風が吹き抜けていきます。
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調子が悪くって、
ごろごろ寝ていたたとき、
実はビーが乳がんじゃないの?って、
警鐘をならしてくれたのに。。。
8月の北海道には、アジサイがにあいます
ポチッとお願いします。元気がもらえます。
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