「人間万事塞翁が馬」

明けましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願いいたします。

住所を変えたこともあって、受け取った年賀状は、
半端なく少なくって、
「あら～ン、ちょっとさびしい感じ」
とはいえ、自分自身も出した年賀状の数が、今までの半分以下。
いたし方あるまいと、言い聞かせる。

その中の年賀状の一枚に書かれていた「人間万事塞翁が馬」。

学生時代、国語関係が苦手なわたくしめとしては、
習ったのかどうかも覚えていないし、
だから、意味はもちろんのこと、読み方さえも分からない。
15年も前だったら、それこそ、
国語辞典やら百科事典調べ、挙句には書店やら図書館まで
足を運ばねば分からん時代だったけど、
今やネットで調べれば、もうおまけつきでわかってしまう。

「人間万事塞翁が馬」
「じんかんばんじさいおうがうま」
人間の吉凶禍福は変転極まりないとの意味。(国語辞典から）

ネットで見れば、
塞（とりで）の近くに住む翁の馬が逃げた後に、白馬を連れて戻る。
その白馬に乗った息子が、足に怪我を負う。
怪我のために、息子は戦争に徴収されるのを逃れ、
翁と末永く暮らしたという逸話。

幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、
あまり不幸にくよくよするな、とか幸せに浮かれるなという教訓として
使われるようになったらしい。

もらった相手は、自由奔放なお酒大好きな上司。
何だかこういった言葉を書いて送ってくるなんて、
ちょっと、上司の違う横顔を垣間見た感じ。
こんなことも、今までは起こらなかったろうし、
自分も、気にかけずにすっと見逃していたかもしれない。

これからも何が起るか分からないのだから、
あまり先走って思い悩んだりしないで、
何か問題が起ったらその都度対応していくことにしよう・・・
年の初めに思ったことだった。

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