今年の冬は寒さがことのほか厳しいものがありました。
そんな中でも仕事の日は嫌々ながら起き上がっていたものの、休日となると布団からなかなか出られず惰眠をむさぼる毎日。当然、自転車なんかほとんど乗っていませんでした。やばい。
その寒さのせいか今年は河津桜も梅も開花が遅かったのですが、3月に入りようやく見頃を迎えたらしいと聞いて、リハビリを兼ねていってきました。
河津まで自宅から自走しても150km程度なのですが、心おきなく花見をするには明るい時間に河津に着く必要があるので、今日は小田原までの輪行を選びました。そこから東海岸沿いを走っていく最も基本的なルートです。
ちなみに今日は木曜日、有休をとってきています。コロナ禍の中とは言え、休日の河津はかなりの混雑になるはずなのでそれを避けました。
世間が働いているときに遊ぶのは最高ですね!
小田原から熱海の間は道路から海が近く、伊豆半島東海岸ルートの中で俺が一番好きな区間です。何度も走っているとはいえ、ここは飛ばしたくありませんでした。
このまま河津に直進してもよいのですが、それもちょっと芸が無いので湯河原でいったん内陸に入っていきます。
やってきたのは以前にも来たことがある湯河原梅林。
梅の花の最盛期にはちょっと早いのですが、それでもまずまず咲いてますね。こうしてみると色とりどりの綿毛のようで、桜の見る者を圧倒するような咲き方とはまた別の味があります。
近寄ってみると、見頃はもうちょっと先かな?という感は否めませんが、それでも春の訪れを告げるかのように咲き始めていました。
この時間は雲が多く、特に紅梅はイマイチさえない写真になってしましました。残念。
湯河原梅林には長居せず再出発すると、南下するにつれて空が青くなってきました。この調子で、河津に着くころには雲一つない快晴を期待したところです。
河津に着くころにはすっかり青空、申し分ないお天気になってくれました。
コロナ禍の中、しかも平日なので人はほとんどいないのではと期待していたのですが、さすがにそれは甘かったようで、駅近くの桜並木はそこそこの人出がありました。まあちょうど見頃でもあるし仕方ないですね。
それにこちらは自転車なので、徒歩では時間がかかる上流まで行ってしまえば空いてくるでしょう。
桜は今がまさに見頃、一番ちょうどいい時期だったんじゃないでしょうか。
河津桜の名所と言えば他に三浦海岸や南伊豆町なんかもありますが、ここは元祖でもあるし桜並木の規模も大きいのでなるべく来ておきたかった。
・・・さて、ここまで来たからには帰り道が問題になります。
休日であれば河津駅は大混雑で自転車を抱えて電車に乗るのは厳しいため、下田駅まで走ってそこから輪行するのが常道です。
しかしさすが平日です。駅が特に混んでいないどころか、特急踊り子の席も空いていたのでそれで帰ることにしました。
しかし電車が来るまで一時間あるので、1か所だけ寄り道をするとしましょう。
これが河津桜の原木で、民家の片隅にあります。先ほどの並木道だけでなく全国の河津桜はすべてこの木から広がったそうです。
この辺りは少し暖かいのでしょうか、既に最盛期は過ぎて葉っぱが目立ち始めていました。
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