18日の朝。薄雲を通して朝日が昇るのが見えましたが、弱い雪が降ったり止んだりの天気。遠くに見える庚申堂の屋根にも、50センチはあろうかと思われる積雪が。そのまま放って置けばお堂が潰れかねないので、今日こそ雪降ろしだ。
スキーウェアの上下に身を包み、フードを被り、防寒手袋をはめ、長靴を履いて、両脇に梯子とスコップを抱えお堂まで歩きます。仕事辞めてから体重が8キロも増えてしまったので、オーバーズボンのチャックは閉まるんだけど窮屈感が半端ない。自然と動きも緩慢になり、まるで宇宙服を着て船外活動している宇宙飛行士の気分。まぁ、実際に宇宙服着たことはありませんが。
お堂に着いて、屋根に梯子を掛け一段一段登って行く時も、ふと、月着陸船の階段を一歩一歩降りるアポロ11号のアームストロング船長の姿が思い浮かびましたね。
こんな事ばかり書いてると、倶知安局時代の同僚の女性から、「話が古い」と突っ込まれそうです。実際、いつも突っ込まれていますが。ポルノグラフィティの「アポロ」という唄で、「僕等の生まれてくるずっとずっと前にはもうアポロ11号は月に行ったというのに」というくだりがあるんですけど、その彼女に「俺小学校6年だったわ」と言ったら、「見たの」と聞いてきたので「理科室のテレビで見た」と答えたらひどく感心?してました。
話が逸れちゃったな。小さいお堂なので、雪下ろしは30分ほどで無事終了。それでもだいぶ息切れしましたね。とにかくミッションコンプリート!
それで、雪下ろし後のお堂と、ついでに中の写真。何か我が家の庚申様は神道と仏教が合体していますね。母親に聞くと、昔はお祭りの日には近所の人が沢山集まり、子供の相撲大会までしていたそうです。当時としては数少ない娯楽の一つだったんでしょうね。
小さな賽銭箱置いてるんですが、覗いて見ると100円玉が1枚。誰か参拝してくれたようです。有難うございます。
野良がやって来て一月近く経ちました。見た目から母親が勝手にトラと呼ぶものですから、私も一応トラと呼んでます。でもなかなか慣れてくれませんね。食事を与える時だけは私の足元まで来るくせに、それ以外は半径2メートル以内には近づかせません。食事を終えると、車庫の屋根裏の、私が買ってあげたキャットハウスで丸くなっていたり、窓際で日向ぼっこしています。でも寂しいのか、時折外に出てきて、我が家の老犬タロウにちょっかいだしてますね。タロウも少しボケ気味で追い払う力もないため、されるままです。この前は犬小屋で一緒に寝てました。
今は雪に阻まれ何処にも行くことが出来ませんが、春になったらふっと居なくなるのか、それともこのまま居続けるのか、まぁ、お前の好きなようにしなさい。