玄海の語り部

「健康」を当たり前と思っている人。
それを失ったときに判る「健康」のありがたさ!
川俣保美がそれを熱く語ります。

「船酔い、車酔い」の原因と対策

2011年06月17日 09時20分26秒 | 健康諸々
船や車に酔いやすいので、その原因は何ですか?との質問を受けました。

大人の場合、自律神経失調症の人は船や車に酔いやすく、またその日の体調にも影響を受けます。疲れていたり、寝不足なども原因となります。

子供は小学生から中学生に乗り物酔いする人が多く、成長すると納まることが多いようです。

人間は、自分の位置情報を目と内耳などで感じた加速度や傾きなどで得ています。

目で見て脳に入った位置情報と、内耳などで感じた加速度や傾きなどの情報にズレが生じると、このズレを、脳は過去の経験と照らし合わします。

未経験の情報の場合、不安や不快と判断する大脳辺緑系に伝わり反応します。

すると、その下にある視床下部や下垂体からストレスホルモンが分泌されアドレナリンなどの分泌を促進し、自律神経の活動が不安定になり、冷や汗、生唾・生あくび、酷くなると頭痛や嘔吐が起きます。

小学生から中学生に乗り物酔いが多く、成長すると納まるには、未経験の身体の動きを「異常」ととらえるためで、それは成長することによって、経験を積み重ね、解消されます。

大人になってからの船酔いや車酔いを予防する一番は、過労、寝不足、ストレスを避けます。

また船や車に乗った時、ズレをなくすために、遠くをボーッと見ます。これによって耳の三半規管で感じる位置情報と目に入る情報のズレが少なくなります。

車の場合、運転すると酔わないのに、横に乗っていると酔う人は、カーブでは曲がる方向に身体も一緒に曲げる。目線と身体の動きを一緒にすることも大切です。


酔いやすいからと、船や車の乗ることを避けていると、経験を増やすことが出来ず、いつまでも酔いやすいという体質を変えることは出来ません。

どうしても酔う人は、酔い止めを乗る30分~1時間前に服用して、経験を積み重ねることが大切です。



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