玄海の語り部

「健康」を当たり前と思っている人。
それを失ったときに判る「健康」のありがたさ!
川俣保美がそれを熱く語ります。

朝の飲酒運転の注意

2011年12月28日 09時44分05秒 | 健康諸々

正月はお酒を飲む機会が増えます。

良き友人と飲む酒は楽しいものです。

そんな時、お酒に強い人、弱い人がいます。

どのような違いがあるのでしょうか?

 

アルコールは肝臓で作られる二つの酵素で解毒しています。

 

アルコールをアセトアルデヒドに変える「アルコール脱水素酵素」、アセトアルデヒドを無害な酢酸に変える「アルデヒド脱水素酵素」があり、この酵素のおかげで、アルコールを最終的に無害な酢酸へと変え、この作用が終了する事で、酔いはさめます。

 

そしてこの酵素は3種類の型に分けられます。

アルコール脱水素酵素は「速い/普通/遅い」型

アルデヒド脱水素酵素「よく働く/普通に働く/全く働かない」型

 

この酵素を作る能力は遺伝するため、酒に対する強さは遺伝します。

 

アルコール依存症の事が最近問題になっています。また、翌日までお酒が残り、朝の飲酒運転が問題となっています。

 

実はアルコール依存症は、なりやすいタイプとなりにくい人がいるのですが、それがこの酵素のタイプが関係していると言われています。

 

アルコール依存症になりやすい人、翌日までアルコールが残るタイプの型は、 アルコール脱水素酵素が「遅い」型、アルデヒド脱水素酵素が「よく働く」人です。

 

アセトアルデヒドは有害で、アルコール以上に気分を悪くさせます。アルコール脱水素酵素が「早い」型の人は、早く気分が悪くなって、それ以上に飲む事ができなくなります。

 

アルコール脱水素酵素が「遅い」型の人は、多量に飲んでもなかなか気持ち悪くならず、アルデヒド脱水素酵素が「よく働く」人は、素早くアセトアルデヒドを分解するので、気持ち悪くならずに済みます。

 

このタイプの人は多量に飲んでも気持ち悪くならず、アルコールが長時間分解されないまま体内に残るため、朝の飲酒運転に繋がります。

 

自分の型を自覚して、飲み過ぎには注意しましょう。

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