玄海の語り部

「健康」を当たり前と思っている人。
それを失ったときに判る「健康」のありがたさ!
川俣保美がそれを熱く語ります。

「マクガバンレポート」1977年

2011年08月18日 16時09分01秒 | 健康諸々
上院に「国民栄養問題アメリカ上院特別委員会」を設置し、2年間かけ、当時の金額で約200億円以上の調査費用をかけ、過去150年前までさかのぼり、世界中の健康調査が行われた。

約3,000名を超える医療関係者の証人喚問など審議調査そして5000ページに及ぶ膨大な報告がなされる。それを「上院レポート」又は、委員長の名前をとって「マクガバンレポート」とも呼んでいる。

当時のアメリカでは死亡率の1位が心臓病、 2位が癌であったが、心臓病だけでもアメリカの経済はパンクしかねないと言われる程医療費が増大 (1180億ドル―約25兆円)そんな財政的危機を何とか打開しようということで、医療改革が進められた。


「どれほど巨額の医療費を注ぎこんでも、それで国民が少しでも健康になれればいい。
しかし事態は全く逆で、このまま推移すれば、アメリカの国そのものが病気のために破産してしまうだろう」

「心臓病をはじめとする諸々の慢性病は、肉食中心の誤った食生活がもたらした《食原病》であり、薬では治らない」 と決め付け、更に「われわれはこの事実を率直に認めて、すぐさま食事の内容を改善する必要がある」

最も理想的な食事は、元禄時代以前の日本人の食事であり、主食は精白しない殻類を、副食は季節の野菜を主に、海草や小さな魚介類

このレポートが発表された時、アメリカ国内は勿論、全世界にショックをもって受けとめられ、現在、欧米では 《日本食=健康食》 といったイメージが広がり、日本食がブームとなっている。




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