太陽光発電装置の施工業者は、基本的に各メーカーが実施する座学や実習などの研修を受ける必要がある。研修を終えていない業者の工事に対してはメーカーが長期保証などを与えない。
その為研修を希望する業者が殺到し、研修が間に合ってないという状況でした。
また研修はメーカーごとに別々に受けるのが一般的でした。
ヤマダは今回、シャープのほか、東芝、三菱電機、カナディアン・ソーラー・ジャパン(東京・新宿)、サンテックパワージャパン(同)、現代ジャパン(東京・千代田)、アドバンテック(愛媛県西条市)の国内外大手メーカー7社と組み、各社の研修を一括して受けられる講座を開設する。
まず11月1日に愛知県内に開くヤマダ初の太陽光発電装置用の研修施設は、実習用の屋根を備えており、配線工事の方法や足場の組み方などを実地で学べる。
ヤマダは東京、大阪、仙台など計7ヵ所に研修施設を順次開設していく計画だ。
ヤマダは同社のスマートハウス関連売上高を14年3月期に3000億円と、11年3月期の10倍に引き上げたい考えだ。
同社は現在、店舗などで受注した太陽光発電装置の施工の大半を全国300社の協力施工業者に委託している。
電力不足の長期化に加え、エス・パイ・エルの買収完了を踏まえて太陽光発電などを備えた省エネ住宅「スマートハウス」を大量に供給する計画もあり、施工要員の増員が急務となっていた。
住宅用の太陽光発電装置市場は急拡大が続く見込み。矢野経済研究所(東京・中野)によると2015年度の市場規模は約7400億円と10年度比5割増える。
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