それぞれの国で多い病気を、国民の死亡原因の上位3つを「3大死因」として取り上げています。
全世界での死因の1位は断トツで細菌やウイルスによる感染症です。そして2位心臓病、3位がん、4位脳卒中です。
それでは日本の場合はどうか。
1位がん(年間死亡者数約34万人)、2位心臓病(約18万人)、3位脳卒中(約13万人)です。
ただ日本の場合、直接死に至らなくても、患者数の非常に多い病気が増えてきました。
そこで厚生労働省は2007年に3大死因に新たな病気、糖尿病を加え「4大疾病」とし、国の医療対策の基本方針に据えました。
現在糖尿病の患者数は、「糖尿病を強く疑われる人」推定患者数890万人、「糖尿病の可能性を否定できない人」患者予備軍数1320万、合計2210万人と推定しています。
30歳を過ぎた人の3.5人に1人、糖尿病になる可能性があると推測されます。
糖尿病になる体質は昔から遺伝するといわれ、自分の家系には糖尿病はいないから心配する必要はないとは言えない時代になっています。
糖尿病は初期には自覚症状がほとんどない病気ですが、多くの合併症を引き起こす大変怖い病気です。
常日頃から対策を考えた生活をしていきましょう。
また、今年は年度が変わると、もうひとつ病気が追加され「5大疾病」となります。
新年度に新たに加わる病気は、最近急激に患者数を増やしている精神疾患です。
厚生労働省はこの病気で治療を受けている患者数を323万人と見ています。
そしてこの中で特に増加が目立つのはうつ病と認知症で、認知症の推定患者数は208万人、そして2015年には300万人を超えると予想しています。
日本は世界一の長寿国家になりましたが、寝たきりや、病気で苦しむ余生は出来れば避けたいものです。
そのためにも「5大疾病」の時代に即した健康管理が大切な時代になっています。
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