ウドンの底釣り まぶし粉の影響

むげんさんからの質問（ウドンと、まぶし粉、浮子の関係）を実験してみます。

【条件】
ハリスは上３０、下３５。段差５ｃｍ
上ハリトントン。
振り切り（浮子よりも向こう側にエサが落ちる）

【仕掛け】
・ウドン：ほぼ同じ重さ、大きさということで、野本釣具のわらび玉を使用。
　重さ：１４０ｍｇ（１０個平均）
　まぶし粉付き：３２０ｍｇ（１０個平均）
　まぶし粉は隼人大池のもの
・浮子：クルージャン　ＷＡＰウィンターバージョン浅ダナＰＣムクモデル　１番
・道糸：０．５
・ハリス：０．２５
・ハリ：オーナー　軽へら玉鈎　３号　（１０．３ｍｇ）
・試験場場所：カッパ家の風呂


エサ（ウドン）の重さと浮子の浮力（エサを引っ張る力）の関係で浮子の馴染い方が異なります。
今回は、ウドンに対して、浮力の小さい浮子を使用しましたので、馴染み方がしっかり出ています。

それでは、質問と結果です。

【質問①】
同じ重さのウドンで１個にマブシ粉を付け、上バリにマブシ粉付きで下バリに素ウドンを付けて普通に振り込む場合と、上バリに素ウドンを付けて下バリにマブシ粉を付きの場合。
Ａ　上バリにマブシ粉付きの方が下バリの時よりナジミ幅が多い。
Ｂ　Ａの逆で下バリにマブシ粉の方がナジミが多い。
Ｃ　どちらも変わらない。

【結果】
Ａ　上バリにマブシ粉付きの方が下バリの時よりナジミ幅が多いです。

【解説】

浮子は、上ハリと浮子の間隔が大きいほど馴染みが大きくなります。
下ハリに重いまぶし粉付きウドンを付けた場合、上ハリは素ウドンで着水位置から比較的弧を描いて浮子の下に近く着底し浮子の立ち位置との間隔は狭い場合が多い。
上ハリに重いまぶし粉付きウドンを付けた場合、上ハリは着水位置から比較的真下に落ち、浮子の立ち位置とウドンが落ちた位置に距離があり間隔が広い場合が多い。
上ハリと浮子の立ち位置の距離で馴染み方が変わった。
（下手な絵で失礼。絵は分かりやすいように極端に描いています。）




実際に試した結果では、当然全て上に絵の通りに出来た訳ではなく、異なる状態になった場合があります。


【質問②】
上バリトントンのタナで、同じ重さのウドンにマブシ粉を付けて振り込んだ場合、ウドンが底に着くのは？
Ａ　上バリ
Ｂ　下バリ
Ｃ　一緒

【結果】　先に底に着くのは下ハリです。

【解説】

丸カンを軸に半円を書くと、上ハリよりも下ハリの方が移動距離が長いため、着底するまでの時間が掛かる。
（下手な絵で失礼）



①と②の結果、
下ハリが着底し、浮子は一度馴染む。
その後、上ハリが着底し、更に浮子が馴染むことになる。


※体調不良のために釣りに行かず、今日はようやく時間を掛けて試験をすることが出来ました。
掃除もやりました。