半夏の一つ咲き
季節には
四等分した 四季 春夏秋冬
二十四等分した 二十四節気
七十二等分した 七十二候がある
七十二候に
半夏生〈はんげしょう〉とあり
夏至より十一日め
七月二日頃
“種蒔きに 遅速の大幅な
違いが無ければ
半夏生の日に
ほとんど間違い無く
一つ咲き を確認出来る“と
長年 山形で紅花園を営む
老人は語る
早朝 広い紅花畠の中に
ポツン と一輪
紅花が咲く
それを合図の様に
遠近に 開花が広がると言ふ
世に言ふ 紅花の
“半夏の一つ咲き“
紅花は昔から
末摘花 と表現する
源氏物語 第六帖 末摘花は
常陸宮の姫君の名で
鼻が赤かったので
この名が出たといふ
六月の月例会の日
玄関と卓上に そして仏壇にも
ドクダミの花を飾り供えた
ドクダミには
葉に斑〈ふ〉の入った
ゴシキドクダミ〈カメレオン〉
八重花のヤエドクダミ等がある
花は白十字 葉は心臓形
強い香りで 虫を寄せない
ヨーロッパでは 教会⛪️に植え
花の姿を十字架✝️に見立て
群れ咲く様子を
鑑賞する風があるといふ
清楚で 凛とした佇まいは
好ましい
6月10日のえんそく
16名の方が御参加下さいました
初夏の山間〈やまかい〉の道を
中山平まで
🚌バスに揺られ揺られ
会話の弾む楽しい一日でした
有難う御座いました
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