かはたれのジエン

イタチの最後っ屁 ・・・なので、コメントにも屁を垂れるしかできませぬ

難波の津(第六十六段)

2014年09月07日 | 伊勢物語 

今回は真面目に

 昔、男が摂津の国に領地があったので、兄弟や友達と共に難波に出かけた。海辺に舟がたくさん泊まっているのを見て、

   難波津で今朝まさに見ゆこれこそが
            この世を憂いて海渡る舟か

この歌に心を打たれて、人々はしみじみと帰途についた。

伊勢物語 難波津 みつの浦 うみ渡る船 わかりやすい訳 現代語訳

難波津を今朝こそみつの浦ごとに これやこの世をうみ渡る船

 

難波、和泉、住吉と、摂津三部作が続きます。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 在原なりける(第六十五段) | トップ | 和泉の国(第六十七段) »
最新の画像もっと見る