「なりすまし詐欺」というのが問題になっている。
有名人の名前や写真の広告を使い、金銭を騙し取る手口らしい。
このことから、我々がいかに有名人に弱いかがよくわかる。
志村けんはコロナで利用されたし、大谷も広告塔にすぎない。
で、よ~く考えてみると、「有名人」はそもそも「なりすまし」ているのだ。
彼らはあくまでも、あるキャラクターを演じているだけである。
それを我々はありがたがって「推し」ているわけだし、勝手に力をもらったり、引っかかったりしている。
本当の姿は全然違うはずだ。
ある時ある場所で、ある有名人がプライベートで家族旅行をしていた。その有名人とエレベーターで二人っきりなったけど、テレビで見る明るさとは裏腹に、暗~く、話しかけないでオーラを出していた。もちろん、話したこともないんだから、本人がどういう人かはわからないけど。
が、更によ~く考えてみると、我々だって「なりすまし」ているのだ。
それぞれのシーンで、それぞれのキャラクターを演じている。
つまり、自我を変えているのである。
だから、同級会なんかで中学生に戻ったりする。
仮面を被っているという「人間失格」の主人公を持ち出すまでもなく。
話を有名人に戻そう。
何を一番言いたいかというと、そもそもメディアは「なりすまし詐欺」に近いことをしてるんじゃないの、ということだ。
だから、インフルエンサーとして活動できるわけでしょ。
ちと言い過ぎか?
本人を責めているというよりは、彼等を利用している輩が問題なんだけど(彼等も駒にすぎない)。
我々は「虚構」に弱い。
メディア上の「有名人」は「偶像」(アイドル)ですからね。
そのことを自覚して接しないと。
所詮「シューキョー」なんだけどね。
コロナ以降、芸能人やスポーツ選手を、ますます冷めて見るようになった。いい大人が野球して遊んでるんだよ。結局は興行ですよ。プロ野球一試合で5万人がお金を落とす。止められんわな。選手は引退したら、農業や建設業に従事したら?
ちなみに、あたしゃ池上某氏も森永某氏も100%鵜呑みにはしておりません。あらゆることを、眉に唾をつけて。