かはたれのジエン

イタチの最後っ屁 ・・・なので、コメントにも屁を垂れるしかできませぬ

イタチの最後っ屁

2024年06月06日 | よしなしごと 

イタチの最後っ屁

 世の中をシンプルに考えてみたら、モヤモヤした感じがなくなった。
 まとめると、こうなる。

   欧米-民主主義
    経済の自由>政治
      vs.
   中露-権威主義
    政治>経済

 ポイントは、経済が「自由」であるかどうかという点。
 人々の「自由」は二の次である。
 そして、基本的に両者とも「資本主義」であることには変わりない。
 (ちと違うんで、新しい用語が必要か)

 欧米は、アメリカ・西欧・日本など先進国、いわゆるG7。
 経済の自由が何よりも優先されるので、経済活動は国家を飛び越えて行われる。
 これを「グローバル経済」という。

 中露は、BRICS。
 経済活動を完全に自由=freeにするのではなく、国家によって制御すべきだとする。
 そのためには、個人の自由はちょっと我慢してね、ということだ。
 イメージとしては、共産主義の前段階の社会主義の一歩手前、て感じか。

再度、おさらい。共産主義は国家が消滅し、土地や財産は皆で共有(実現は難しい)。資本主義から共産主義に移り変わる際に、国家が強力に管理するのが社会主義。多くの人の「共産主義」のイメージはこれだろうし、ソ連・中国はうまくいかずに崩壊・変更した。

 欧米の民主主義は自由なんだけど、実は「資本家」という大金持ちに支配されている独占資本主義
 自分達(資本家)に立てつかなきゃ、自由にさせてやるよ、ということ。
 だけど、「自由」の実態は享楽的・退廃的だし、戦争や貧富の差、疫病までついて回る。

日本なんかはいい例。最近ようやく露わになってきたけれど、実質アメリカの属国である。なのに国民はアメリカに尻尾を振る。欧米の支配のわかりやすい例だ。

 BRICSは、旧勢力=国際金融資本を追い出すまで、国民の自由は我慢してね、て感じ(その日は来るのか?)
 実際、国際金融資本を追い詰めているように見える。
 「資本家」の味方なのか敵なのか、という見方もできる。

 まずコロナ。
 あれだけの大きなウソで世の中を動かしたんだから最後っ屁この後、何も信じられなくなるよ。
 中国も分かれてるね。

 次にウクライナ。
 結果的に、ロシアは孤立していない。
 どころか、逆に追い詰められたのは欧米側だ。

 イスラエル。
 これだけ嫌われているとはね。
 下手したら、イスラエルなくなるんじゃないの。

欧米は、ロシア・イラン・中国を焚きつけて、WWⅢに持っていきたがってるように見える。そうしないと、財政破綻や今までのウソを帳消しにできない。今のところ、ロシア・イランは挑発に乗っていない。

 もう一度整理。
 世界恐慌後の修正資本主義は、資本主義に社会主義の要素を取り入れたともいえる。
 政府がやっぱり邪魔で、飛び越えようとするのが「グローバル経済」。
 逆に、政府の介入を大きくしようとするのが「権威主義」。

 だとすると、後者は日本の「護送船団方式」じゃねーか。
 高度成長期の日本は、世界で最も成功した社会主義国とも言われていた。
 政府が経済をコントロールしながら、国民の「自由」は確保されていた。
 これを「お上主義」と名付け、今後しばらく、この視点で書いていきます。

今起こっている諸々のことを、「経済の自由」を巡る対立として見ると、だいぶすっきりした(それだけじゃないだろうけど)。動きとしては、「グローバル派」(=DS?)が切羽詰まっているように見える。250年続く欧米の支配が終わるなら大歓迎。ようやく日本も、明治以来格闘させられてきた欧米文化から脱却できるのか。そもそも「権威主義」って、日本に合っているんだよね。

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