蝶ヶ岳は上高地から近く、穂高の展望がすばらしい山です。短時間で稜線に立てるので北アルプスの入門コースとされています。観光客であふれる河童橋から1時間で今日の宿明神館に到着。夕方、近くの明神池と穂高神社を散策しました。
翌朝はハルニレに囲まれた徳沢から長塀尾根にとりつきます。名前どおりの長い尾根で、木の根が露出して展望もなく、ひらすら長い登りが3時間以上続きます。
妖精の池を過ぎるとまもなく森林限界を抜け、広々とした稜線に出ました。ハイマツの稜線をたどり蝶ヶ岳ヒュッテへ。蝶ヶ岳はなだらかな山容で、南に続くどっしりとした常念岳が大きな姿を見せています。
〈 蝶ヶ岳稜線から常念岳 〉
東に安曇野、雲海の向こうに浅間山、南に八ヶ岳、西は梓川をはさんで槍穂高。来年はどこに登ろうかなどと次の山行に思いを巡らすひとときです。
〈 八ヶ岳遠望 〉
この夏は快晴続きで、連日槍穂高が見えているそうです。すぐ目の前にそびえるのが穂高の4つの峰。
〈 朝日に染まる穂高 〉
朝5時、瞑想の丘で日の出を待ちます。ここは夜明けのドラマの特等席。東の空が刻々と色を変えていき、やがて雲海の先に太陽が現れました。
荘厳なアルプスの夜明け。振り返れば朝日に染まる峰々。
〈 槍ヶ岳へ続く稜線 〉
常念岳に続く稜線はなだらかで歩きやすそう。ここから槍ヶ岳までゆっくり歩いて2泊3日です。
梓川をへだてた槍穂高連峰の大パノラマ。
【2006.9.3-5】
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