決戦は金曜日

昨日のゆむた孤軍奮闘のつづきで
今夜、騒音オヤジをシメに出撃する予定。
もし現れなかったら明日。
明日も来なかったらあさって。
時間は佳境に入る10時～12時の間。
( シラフのときは別人なので )

さきほど警察署の「安全相談課」という
ところへ行って、一部始終を訴えた。
「わたしらは泣き寝入りするしか
ないんでしょうか…」
「うちの娘がっ…眠れないんですっっ」
係のおじさん、大変同情してくれて、
軽犯罪法という本をひらいて
「この何条にもあるけど、これは立派な
犯罪だから、それにこいつはタチ悪いし、
12時まで許しとくことないよ、10時すぎて
やってたら、何回でもいいから110番しなさい、
何回でも行くから」
公務員の制止を聞かずに何度も同じ騒音を
出すと本当に逮捕できるそうだ。
見てろよ、オヤジ。

☆きのうのトラ☆
…(T_T)…
藤川、扁桃腺で高熱。
これに尽きる。
ぼーぐるそんのアホ !!

☆きょうのK子さん
べったり冷蔵庫の前に座って動かない。
扉に目薬の時間表が貼ってあって、
中に目薬の袋がどっちゃり入っていて、
全部だしてみて、表を見て悩む。
ユミコおばちゃんから電話があって
「具合どう ? 」
「目薬でノイローゼになりそうって」
「あのね、そんなに神経質にしなくていい、
一回抜けたからって命にかかわるわけじゃ
ないし、2回入れたからって失明するわけじゃ
ないから、適当でいいの適当で。ちゃんと
お医者に行ってるんだから。京都へ
行くって言うてた ? 」
「いや、行きたくないって( 納骨のため )」
「行ったほうがいいと思うのよ、気分転換にも
なるし家でじっとしてるよりか」
「うん」
「私がついて行くから」
「お願いします」
ユミコおばちゃんは元婦長さんで
大変頼りになるのに、やっぱりK子さん本人は
いまいち信用してなくて悪口ばかり言う。

戦い

ゆむた怒る。
昨日深夜、ローソン前の騒音オヤジと
大ゲンカ !!
ちなみに私とおやぢとりょうくんは
東洋館にいて、げむちはでえと中で
いなかった…。
このアタマのキレたオヤジは
12時でやめるという約束を無視して
1時すぎてもガンガン唄い、あげく
クルマのドアをあけっぱにして
大音量で長淵を流していたらしい。
さすが私の娘、ゆむたさん飛び出して
クルマのドアをばんばんばんと閉める。
「なにするんぢゃぁっ ! 」
「うるさいんだよっっっ」
「おまえはどこの子かあっ」
「知っとるやろがっっっ」
オヤジ酔っているので逆ギレ。
「けっ、徳応寺がナンボのもんじゃ、
住職がナンボのもんじゃ、香典で
飲みに行くだけじゃろがっ ! 親つれてこいっ」
「おー連れてくるわっ、うちへ来いっ」
「ケーサツ行って話しようぢゃないか」
「おーどこでも行くわっ」
オヤジ、110番に電話をする。ついでに
「おまえの顔を取ってやる」
ケータイでゆむたの写真をパシャ。
周囲はやまもりのギャラリー。
呼び込みのおっちゃんたちが見守っている。
ゆむたに「手は出すな」と言ってくれる。なんだかな。
ゆむたがオヤジを引きずって
うちに連れてこようとした時、パトカー到着。
おまわりさんびっくり。
「男女の痴話喧嘩かと思ったら…電話したのは
あなた ? 」
「このオヤジですっ」
「は ? 」
「うるさくて眠れないんですっ」
「あなたの家は ? 」
「ここですっ」
「はー、そりゃうるさいわねぇ」
「もう今日という今日はガマンできないからっ」
「まぁまぁまぁ、落ち着いて」
わめきちらすオヤジとゆむたをなだめる。
ギャラリー倍になる。

興奮したゆむたさん、一睡もできず。
帰ってきて出来事を聞いた私たち、
あきれるやら頭にくるやらオカシイやら。
馬も人間も血統だわ。
今日、昼間に警察署に行って被害届をだし、
夜は一家でオヤジと対決します !!