いやがらせ

テナントの某店があまりに横着で、
家賃も滞納してるくせに悪びれた様子も
ないので頭にきて大掃除を敢行した。
このオヤジは駐車場を自分ちの倉庫に
していて我が物顔で使っているので、
○光組のマツナガさんに来てもらって
ゴミと思われるものを片っ端から
トラックに積み込んで処分してもらうことに
したのだが…。
しょっぱなからマツナガさんとオヤジ、大げんか。
「なにやっとるんじゃーおまえは」
「ガラクタの整理じゃ見りゃわかろうがっ」
「誰が許可したんかっ、うちの御膳はどこかっ、
わりゃ、捨てくさったのー、かえせっ戻せっ」

先週、おやぢ、私、マツナガさん、３人で
駐車場を下見して、そのときこのオヤジも
いて、へこへこ揉み手をしていたくせに。
マツナガさんがチクリに来たので、
もっと喧嘩っ早い私とおやぢ、飛び出す。
おやぢの顔を見た途端、こいつは静かになる。
「今日捨てるなら今日って言うてくれたら…」
「こないだ言うたろうが」
「いや、あまり突然なんで」
「だいたいここは賃貸以外の場所ぢゃ、うちの
物置に勝手に置いてあるものは捨てられて
当然ぢゃろーがっっっ」
「………」
「御膳がいるんか、ほーか、返してやるわ、
二度とうちの物置に自分のもの置くなっ」

ボロボロの足つき膳が10枚ほど、
どう見たって使い物にはならない。
いやがらせで「返せ」と言ったの丸わかり^^;
オヤジ、仕方なくホコリだらけの膳の箱を
抱えて店に入っていった。
唐突に、ゆむたと喧嘩したローソンおやじを
思い出した。ゆむたが
「うちのおやぢが出てきたら態度が
違うぢゃん、私に言うたみたいに
怒鳴ってみーやっっ」とわめいたっけねー。
「M川」追い出し作戦、ひそかに進行中。