業界の大きな集まりがあって、
いちんち走り回ってクタクタ。
参加者200名の会なので車も多い。
駐車場係に暇人(失礼)を頼んで、次々に
来る車を狭い駐車場に詰め込む。
まさに開会式が始まろうとする頃、
駐車場係が飛んでくる…。
「奥のほうに停めてた人が出られないって
いうんだけど、このナンバーの車、動かして」
もしかしてと思って見にいくと案の定…、
いっつも無断駐車するうちのまん前の家の娘、
いやもう30はとっくに超えてるから娘とは言えん、
元ヤンのくそ横着な女なのだこれが !!
「出さんでいいっ」 思わず怒鳴る。
「でも…」
「いつもなんだからほっとけっ、痛い目みないと
やめないから !! 」
ところがフタをしていた車が動き出した。
ぶっさいくな行かず後家のネーちゃんは
涼しい顔して運転席に座ってエンジンふかしている。
頭に血がのぼって、窓を「ぐー」で叩く。
驚いた顔でウインドーを下げた女に
「ナカノさんっ、えーかげんにしてよねっ、
黙って停めないでくれるっっっ」
「…すみません…」
ふんっ、と後ろを向いて、わざわざ車を動かして
くれた人に「動かさなくていいのにっ」捨てゼリフ。
(車の持ち主を探したのはおやぢだ)
夕方、この女が玄関に来た。
「あのー昼間はご迷惑かけました。
もう停めませんから」 早口の棒読み。
さしだす菓子折り。
「あっそ !! 」
びしゃっと戸を閉めた。
どこか引っ越せ。
どーせ嫁になんか行けんぢゃろっ。
いちんち走り回ってクタクタ。
参加者200名の会なので車も多い。
駐車場係に暇人(失礼)を頼んで、次々に
来る車を狭い駐車場に詰め込む。
まさに開会式が始まろうとする頃、
駐車場係が飛んでくる…。
「奥のほうに停めてた人が出られないって
いうんだけど、このナンバーの車、動かして」
もしかしてと思って見にいくと案の定…、
いっつも無断駐車するうちのまん前の家の娘、
いやもう30はとっくに超えてるから娘とは言えん、
元ヤンのくそ横着な女なのだこれが !!
「出さんでいいっ」 思わず怒鳴る。
「でも…」
「いつもなんだからほっとけっ、痛い目みないと
やめないから !! 」
ところがフタをしていた車が動き出した。
ぶっさいくな行かず後家のネーちゃんは
涼しい顔して運転席に座ってエンジンふかしている。
頭に血がのぼって、窓を「ぐー」で叩く。
驚いた顔でウインドーを下げた女に
「ナカノさんっ、えーかげんにしてよねっ、
黙って停めないでくれるっっっ」
「…すみません…」
ふんっ、と後ろを向いて、わざわざ車を動かして
くれた人に「動かさなくていいのにっ」捨てゼリフ。
(車の持ち主を探したのはおやぢだ)
夕方、この女が玄関に来た。
「あのー昼間はご迷惑かけました。
もう停めませんから」 早口の棒読み。
さしだす菓子折り。
「あっそ !! 」
びしゃっと戸を閉めた。
どこか引っ越せ。
どーせ嫁になんか行けんぢゃろっ。