ヒトリゴト

ヒミツのヒトリゴト。まったり読んでください。

お見舞い

2011-02-08 20:20:03 | インポート
岡山のじーじが脳内出血で倒れて
トシがトシだけに最悪の事態も考えて
まず、おやぢと私とゆむたが出発。
津山中央病院は新しくて大きな
総合病院だった。
病室は教えてもらっていたので
館内地図みたいなのを見ていたら
おねーさんが「ご入院ですか」と
パソコンをたたいてくれた。ところが
「お教え出来ない患者さんになっています」
面会謝絶とか ?
「病室は402号室と聞いてますけど」
「あ、それならそこのエレベーターで
4階まで上がってください」

エレベーターを出たところで
ナースステーションの受付で聞く。
「402号室はどこですか」
「少々お待ちください」
なんで ?
戻ってきて「お名前をお願いします」
家族の承認がないと教えない、と。
病室は名札もなく「ご家族の意向で」
誰にも知られないようにしてあった。
めんどくちーセキュリティだ。

病室には長男(大学生)が付き添っていて、
義弟と義妹は病院に向かっているとのこと。
ベッドには何本も管をつけられたじーじ。
「どうかね、大変だったね」とおやぢが言うと
目があいてうなずいた。
「おとーさん、しょうこです、わかりますか」
まぶたが2度ほど降りてクチの形が
「ありがとう」と動いた。
「じーじ、だいじょうぶ ? 」 ゆむたが
右手を握った。
左半分はマヒしているが右半分は
生きているということだった。

それから義弟たちが来て、夕食になり、
なるべく自分でできることはやらせる、と
言われているのでスプーンを持たせたら
上手に片手ですくってスープやおもゆ、
ヨーグルトなどを完食。
口も右側しか動かないので、だらだら
こぼすけど、ちゃんと自分で拭く。
義妹が「信じられない回復力」と
言っていたけど、しろうと目に見ても
しっかりしていた。

24時間付き添いが必要ということで
家族が交替で詰めているのだが、
今夜はおやぢが泊まることになったので
先にごはんを食べに出かけることにした。
持ち込んだ折りたたみ長椅子は
幅が50センチくらいで、絶対おやぢは
落ちると思ったのだが、1日でも
家族を休ませることにした。
つづく。

コメント
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