岡山のじーじが脳内出血で倒れて
トシがトシだけに最悪の事態も考えて
まず、おやぢと私とゆむたが出発。
津山中央病院は新しくて大きな
総合病院だった。
病室は教えてもらっていたので
館内地図みたいなのを見ていたら
おねーさんが「ご入院ですか」と
パソコンをたたいてくれた。ところが
「お教え出来ない患者さんになっています」
面会謝絶とか ?
「病室は402号室と聞いてますけど」
「あ、それならそこのエレベーターで
4階まで上がってください」
エレベーターを出たところで
ナースステーションの受付で聞く。
「402号室はどこですか」
「少々お待ちください」
なんで ?
戻ってきて「お名前をお願いします」
家族の承認がないと教えない、と。
病室は名札もなく「ご家族の意向で」
誰にも知られないようにしてあった。
めんどくちーセキュリティだ。
病室には長男(大学生)が付き添っていて、
義弟と義妹は病院に向かっているとのこと。
ベッドには何本も管をつけられたじーじ。
「どうかね、大変だったね」とおやぢが言うと
目があいてうなずいた。
「おとーさん、しょうこです、わかりますか」
まぶたが2度ほど降りてクチの形が
「ありがとう」と動いた。
「じーじ、だいじょうぶ ? 」 ゆむたが
右手を握った。
左半分はマヒしているが右半分は
生きているということだった。
それから義弟たちが来て、夕食になり、
なるべく自分でできることはやらせる、と
言われているのでスプーンを持たせたら
上手に片手ですくってスープやおもゆ、
ヨーグルトなどを完食。
口も右側しか動かないので、だらだら
こぼすけど、ちゃんと自分で拭く。
義妹が「信じられない回復力」と
言っていたけど、しろうと目に見ても
しっかりしていた。
24時間付き添いが必要ということで
家族が交替で詰めているのだが、
今夜はおやぢが泊まることになったので
先にごはんを食べに出かけることにした。
持ち込んだ折りたたみ長椅子は
幅が50センチくらいで、絶対おやぢは
落ちると思ったのだが、1日でも
家族を休ませることにした。
つづく。
トシがトシだけに最悪の事態も考えて
まず、おやぢと私とゆむたが出発。
津山中央病院は新しくて大きな
総合病院だった。
病室は教えてもらっていたので
館内地図みたいなのを見ていたら
おねーさんが「ご入院ですか」と
パソコンをたたいてくれた。ところが
「お教え出来ない患者さんになっています」
面会謝絶とか ?
「病室は402号室と聞いてますけど」
「あ、それならそこのエレベーターで
4階まで上がってください」
エレベーターを出たところで
ナースステーションの受付で聞く。
「402号室はどこですか」
「少々お待ちください」
なんで ?
戻ってきて「お名前をお願いします」
家族の承認がないと教えない、と。
病室は名札もなく「ご家族の意向で」
誰にも知られないようにしてあった。
めんどくちーセキュリティだ。
病室には長男(大学生)が付き添っていて、
義弟と義妹は病院に向かっているとのこと。
ベッドには何本も管をつけられたじーじ。
「どうかね、大変だったね」とおやぢが言うと
目があいてうなずいた。
「おとーさん、しょうこです、わかりますか」
まぶたが2度ほど降りてクチの形が
「ありがとう」と動いた。
「じーじ、だいじょうぶ ? 」 ゆむたが
右手を握った。
左半分はマヒしているが右半分は
生きているということだった。
それから義弟たちが来て、夕食になり、
なるべく自分でできることはやらせる、と
言われているのでスプーンを持たせたら
上手に片手ですくってスープやおもゆ、
ヨーグルトなどを完食。
口も右側しか動かないので、だらだら
こぼすけど、ちゃんと自分で拭く。
義妹が「信じられない回復力」と
言っていたけど、しろうと目に見ても
しっかりしていた。
24時間付き添いが必要ということで
家族が交替で詰めているのだが、
今夜はおやぢが泊まることになったので
先にごはんを食べに出かけることにした。
持ち込んだ折りたたみ長椅子は
幅が50センチくらいで、絶対おやぢは
落ちると思ったのだが、1日でも
家族を休ませることにした。
つづく。