弔辞

モリナガさんの葬儀で一番泣けたのは
山崎まさよし本人の弔辞だった。
何も見ずに前を向いてテレビなんかで
見るとおりの口調で簡潔な弔辞だった。
バリバリの山口弁だったけど。

「マスター、楽になったかいね、
ずいぶん痛がっちょったねぇ、それにしても
今の坊さんのお経、マスターじゃったら
絶対 NG 出しちょるよね」
正面の導師、がくっと首が落ちる。
以後、ずっと笑いに包まれた弔辞で、
最後に「マスター、お疲れさま !! 」で
一礼したとき満場の拍手が起こった。
拍手の弔辞ちゅーのを初めて聞きました。

破門の S 寺さんのことはここに書く気も
しないくらいムカついた。
これを黙ってていいのか ! 本願寺 !!!!!!
おやぢとノブオくんがよく我慢したと思う。
かぐせんも久美さんもあきれていた。
「なんでたいじょーさんがやってくれんの」
「だってー頼まれんかったもん(T_T)」
初対面の息子さんと娘さん、お母さん、
みんな後悔していた。
とりあえず遺骨を満中陰まであずかることに
したので、お参りしたい方はいつでも
うちに来てください。
( 電話一本してくれるとウレシイ )

山口じゅうの音楽関係者が集まっていて
まー葬式に似合わん格好の人ばかり^^;
老いも若きも長髪で金髪茶髪、シルバーは
染めてるのかシラガなのか、真っ赤とか
緑色もいたし鼻ピもタトゥーも百花繚乱、
それでみなさん号泣。こわい。

えんえんとパーリ語の「歌」があり、
ふつうに正信偈と御文章があり、
わっきゃーわからん。
おやぢとノブオくんと私は一番前に
座らされたので、御文章のときに
真正面から導師の目を直視してやった。
でもいっぺんも目をあげなかった。
おまけに間違えるし。
こんだけハラのたった「白骨章」は
初めてでした(-_-;)
式の間じゅう、なんかくやしくて情けなくて
「モリナガさん、なんでこんな葬式なん」
自分の葬儀のことは事細かく決めて
おこうと誓いました(T_T)
確実に子供に言っておかないと !!!