不思議なこと

冬の陣の間に不思議なことが続いた。
クチきく暇もない忙しさの中、
突然電子レンジが動かなくなる。
コンベックというタイプの大型レンジで
上がガス台とグリル、下半分がレンジ、
上は普通に火がついて使えるのに
レンジのスイッチを押しても叩いても
電源が入りません。
扉をあけると庫内ランプはつくので
電池切れでもコンセントが抜けているのでも
なさそうだ…。
夕飯の支度をしようとしたところで
焼いた鮭の切り身をお皿に並べて
さいとーが会館の電子レンジまで往復。
翌朝一番に、取りつけたガス屋に電話。
９時ジャストに私が銀行へ走っていく間、
ガス屋さんが来てくれたそうな。
帰ってみたら普通に使えるようになっている。
おばちゃんたちが
「何かちゃっちゃっとやってすぐなおった」
と言うんだけど誰もしっかり見ていない。
なんだったんだー。
「電圧が下がってどーのって言ってましたよ」
なにそれー。

忙しい期間中、おばちゃんたち総勢６人、
私と彩乃ちゃんとさいとーを入れて
女は９人、さいとーと私は２階から出入りするので
一階の勝手口に女物のクツが７足ならぶ。
夜、最後に帰る３人のおばちゃんたちのうち
おばちゃんその１のクツがない。
女物のクツは３足ちゃんと残っているんだけど、
違うクツがひとつ残っている。
早く帰った４人の誰かが間違えたんだと
思うぢゃありませんか、ふつー。
他のおばちゃんに電話をしてみた。
みんな「私のクツで帰りました」と言う。
次の日確認しても、結局みんな自分のクツで
帰っていて、見知らぬクツが１足、ぽつんと
残ったままです。
なくなったのは22.5の黒のショートブーツ。
どこへいったんだろう。
そして残っているこのブーツは誰のなんだろう。
いまだにあがり口に１足、さみしそうです。
不思議です。

２階の居間にいるとき、階段を上がってくる人の
足音がよく聞こえる。
一番敏感なのはなむおくんで、他の人とさいとーの
足音をちゃんと聞きわける。
さいとー以外の人のときは１歩も動かないけど
玄関までダッシュしてお出迎えするのは
さいとーさんのみ。
今夜もコツコツ音がして、こんな時間に誰だろう、
なむを見たら寝そべってるだけなので
さいとーではないな、そしたらドアの前で音がやみ、
しばらくしてまたコツコツ下りていく音。
ぶぶぶぶぶきみですーーー。
おそるおそるドアをあけてみても誰もいない。
いまのは誰だったのーなむー。