風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

パイプオルガンにお別れを言いに

2022-06-03 20:32:48 | 音楽

20年以上、サンシティホールで美しい音色を響かせていた

ベルギー製のパイプオルガンが、売られて、

ベトナムの教会に行くことになりました。

去年最後の演奏会に行ったときに写した写真です。

今日、思い立って、パイプオルガンにお別れを言いに行ったのです。

ところが、6/1から改修工事のためにサンシティホールは閉館していました。

張り紙があり、御用の方はインターフォンを押してくださいとある。

どうしようかな、と思案していたら、

中から数人の人が出て来られました。

でも、閉館ですの一点張りで、取り付く島もない。

しかし、玄関のガラス戸の開いたところから、

わたしは、オルガンを見ました。

ゆるぎない静かな佇まいでオルガンは、こちらを見ました。

「さようなら」

確かに、お別れを言いました。

そのときに、通い合う響きを感じました。

「さようなら」

この瞬間を、わたしは一生涯忘れることはないでしょう。

わたしは、オルガンとお別れをしました。

ベトナムの教会でも、聖なる音色を響かせてくれるでしょう。

大切にしてもらえますようにと、祈ります。