アナザーストーリーズは、録画していて、時々見ています。
7/21放送は、「リクルート事件 35年目の真相」でした。
バブル経済のころ、1988年6月18日に発覚した汚職事件。
情報社会の先駆けともいうような、就職情報誌(リクルート)は、
いまもその言葉が、終活の代名詞のように使われている。
その創業者江副浩正(えぞえひろまさ)さんは、執行猶予5年懲役3年の有罪が確定。
事件のことを覚えておられる方も多いと思います。
事件をスクープした朝日新聞の記者や、検事、元妻の発言を聞くことができました。
印象に残ったのは、ロッキード事件も担当したという優秀な検事さんと、江副さんには、不思議な共感が生まれたということ。
江副さんが76歳で亡くなる前に、元検事さんが招待して、二人は共にオペラを鑑賞したという。
江副浩正さんの理想・望み(野望かもしれませんが)を、真に理解した人かもしれません。
元妻は、若い時の情熱と、夢。
「彼は、いまのグーグルマップのようなものを作りたかったのだと思います。」と語る。
稲盛和夫さんが、声をかけたけれど、後に江副さんを「君はまだ若いから」と外したこと。
その後、未知の政治の世界と関わることになった江副さん。
だんだんずれていき、元妻は、糸が切れた凧のようになったという。
記者、政治家、官僚、、、多くの人の人生が、この事件によって
良くも悪くも、大きく変わることになりました。
善悪を知る、、、エデンの園でアダムとエバが食べた木の実のことを
ふと思い出しました。
コスモス (野口勝利さんからお借りしました)
宇宙の神秘、人の弱さ、貪欲、、、いろいろ考えさせられます。