『富山ブラックラーメン』のカテゴリーを掲示しているので、いつかは紹介しないといけないと思いつつなかなか行けていませんでした。
子供の頃、親に連れられて街に出た時の昼飯はデパートの食堂じゃ無くてラーメンでした。
この『大喜』か『七越』で食べる事が多かったように思います。
今思えば親もラーメンが好きだったのかも知れません。
入口のドアがサッシに替わったくらいで、昔から変わらない佇まい。
間口が一間半の、狭くて奥行の長いウナギの寝床的なお店です。
お店の左右の細長いカウンターで壁に向かって座る客席
11時半で27席しかないお店はほぼ満席
いつの間にか食券販売機が設置されていました。
メニューはシンプル
中華そば並(1玉)・大(1.5玉)・特大(2玉)とライス、生卵、ドリンク類
生卵は中華そばにトッピングするのかな??
これぞ正統派ってか元祖富山ブラック。
真っ黒スープ、粗切りのネギ、黒胡椒のトッピング。
麺を掘り出してみると、太くて硬いストレート麺
食べる時は、麺、チャーシュー、メンマをスープの中で混ぜるべし。って事で
よく混ぜてからいただきます。
久々に食べると、こんなに塩辛かったかしら?ってくらい濃厚。
終戦後の富山の風土が育んだ独特の味
子供の頃から食べ馴染んだ味なので塩辛いと思い乍らも懐かしさも半分
たまたま隣席した旅行者らしきご婦人にはやはり塩辛過ぎたようで
食べ始めて直ぐに箸が止まってしまっていました。
どうかこれで富山が嫌いにならないように切に願います。
塩辛いの苦手な方にはちょっとオススメはできませんが、
地元民としては、塩辛いと思いつつも、
どうしても大喜の中華そばが食べたい時があるのです。