Kazucci ブログ

Composer, Bassist 土村和史の活動内容など

2020年のこと、2021年のこと

2020-12-31 10:17:17 | Weblog
COVIDに翻弄されまくった2020年も終わろうとしています。皆さんはどんな年でしたか?
地球を我が物顔で支配しているニンゲンも、目に見えない雑菌よりさらに小さくて生物とも定義されないウイルスにコテンパンにされるという事実に驚いたというか恐れ慄いたというか面白かったというか、そんなことを感じました。ニンゲンも地球上で生きる生物のひとつに過ぎないということがしっかり分かったよ。

演奏の仕事に関しては、同業者や関連業界の人たちが苦しんでいるのは想像に難くないしSNSを見ていても実感できました。自分もジャズフェスの仕事がなくなったり関連のツアーもできなくなったりしたし、スーツ着てパーティーで演奏するなんていういわゆる営業仕事は今年一回もやってないな。あと自分にとって痛手だったのは横浜の491House閉店や月例ライブをやらせてもらっていた地元CoZAの間の企画の休止。CoZAの場合は致し方ない事情があって時期が来たら再開できそうなのでじっと待つしかなさそうですね。大晦日は491Houseで演奏してその後横浜港の汽笛を聞いて年が明けて中華街の山東に行って年越し餃子を食べるというのが恒例の流れになっていましたが今年は20数年ぶりに家で静かな大晦日を過ごします。家庭持ってからは初めてだな。
でもCOVIDがなくてもあたしゃ元々演奏仕事が少ないから他の人たちほど甚大な損害は被っていないんですよ。確かに持続化給付金がもらえる基準まで減収した月もあったけど、それがもらえたおかげでまだ計算していないけど2021年の確定申告は所得税をけっこう払うことになりそうです。演奏仕事が主なミュージシャンってむっちゃ経費かかってるんだけど(特に車使う人)、経費をかけないでもらえる100万円て相当でかいんです。そんなわけで今度の確定申告では払う税金が多くなりそうな気がするけど、とりあえず2020年中に今まで金がなくてできなかった修理や機材購入で経費使っちゃえ、ってわけで今年は買い物したねぇ。でもさらにそのうちのいくつかは申請したら全額じゃないけど文化庁の補助金や横浜市の補助金で賄えたりして、ミュージシャンの中ではコロナの経済的打撃は少なかった部類だと思います。バイト増やして生活はなんとかなったし、出歩かないからお金もあまり使わなかったし。行政機関による公的支援はかなり私にとっては大きかったです、さすがに某前首相が「世界に例を見ないほど手厚い」というのが大ウソだってのはわかるけど(笑)
あとマスクしてるからヒゲもちゃんと剃る必要ないし鼻毛が伸びているかどうかも気にしなくてよかったり、これはいいことなのか、それとも悪いことなのか?あ、どうでもいいことですね。

そして猫も杓子もやっていたのが動画配信。いまだに映像や音のクオリティはピンキリだし有料無料投げ銭と様々なスタイルの配信方法が混在している状況だけど、その辺のスタイルが整理されることはないんだろうなと思います。それよりアーティストはネットメディアを介して、宣伝広告費を外部に払わなくても自分から何かを発信していくというのが基本になるんでしょうね。自分もYouTubeチャンネル作りました。ちょっと面白くできた5度調弦ベースのソロ動画を中心に上げていこうと思っていたんだけど、半年以上アップデートしてません。収録時はパソコンにコンデンサーマイク繋いでそれで生音を録るんだけど、セミの鳴き声がマイクに回り込む季節に2、3ヶ月お休みしようと思って以来再開していないというのが実情です。ソロ動画を撮ると粗が目立つから練習して撮り直したりするうちに楽器は上手くなりますね。取り上げたい曲はまだまだあるのでそろそろコンテンツを増やします。あと2021年は、ジャンルの隙間からこぼれ落ちる音楽たちをごちゃ混ぜにするコンセプトの自分のバンド、ちゃんぷるー合奏団の動画もこのチャンネルで上げていきます。

まあこのコロナ禍で音や映像を編集するデジタル系のスキルを上げたり、本業の楽器あるいは副業の楽器などアナログ系のスキルを上げたり、皆さんダーウィン進化論よろしく生存のための適応を頑張っているようです。自分はいまいち適応できてないんじゃないかなぁ、、 どっちも中途半端っていうかね。でも料理は上手くなったかな。さらに同業者では料理の動画まで面白く工夫してYouTubeに上げ始めた人もけっこういるんだけど、台所にカメラ設置してさらに理想を言えば気の利いた話をしながら料理するのが面倒くさくてねぇ。でもこんな私も元気に楽しくやっています、今のところ。





↑今年世話になった楽器たち。新顔も少々。出番は少なかったけどコンディションバッチリいつでも出撃OK。今後YouTube動画でも使っていけるかな?

そんなこんなで2021年のライブも少なめですが、久しぶりにちゃんぷるー合奏団でもライブやるし、12月に意欲的な新譜をリリースした平井庸一(g)氏のレコ発もあったり、心して取り掛からないといけないプロジェクト目白押しです。

1/28(木)本八幡cooljojo jazz+art 木村秀子(p)井谷享志(ds,per) 18:00〜
2/5(金)祖師ヶ谷大蔵Cafe MURIUI ちゃんぷるー合奏団:森川拓哉(vn)福島久雄(g)立岩純三(per)土村和史(b) 17:30〜 予約制、予約はkazufumit@hotmail.comまで
2/6(土)中山Mystic ちゃんぷるー合奏団:森川拓哉(vn)福島久雄(g)立岩純三(per)土村和史(b) 17:30〜
2/7(日)沼袋オルガンジャズクラブ abecafe 木村秀子(p)井谷享志(ds,per) 無観客配信ライブ20:00〜
3/1(月)新宿Pit Inn 平井庸一(g) new CD "The Hornet"発売ライブ カイドーユタカ&土村和史(b)井谷享志(ds,per,electronics) guest:花咲政之輔(vo)山田光(as)木村秀子(key) 19:30〜

皆様におかれましては健康な年をお迎えください。そして2021年もよろしくお願いいたします。

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音楽教室からの著作権使用料を認める判決について

2020-02-29 21:55:00 | Weblog
JASRACが2017年から音楽教室に著作権使用料支払いを求めていることに対して音楽教室側が無効を求める裁判の一審判決が昨日2/28に出て音楽教室側が敗訴しました。つまり司法は音楽教室といえど著作権使用料を払うべしという判断をしたってことですね。
ちょっとこの判決にモヤモヤしたことを感じずにはいられないのでいま思うところを記しておきます。
 音楽を聴かせる対象である「公衆」の解釈の強引さもさることながら、音楽教室は著作権使用料としてレッスン収入の2.5%を払うことをJASRACは定めていますが、そもそもこの著作権料は著作権を持つ作曲者に還元されるはずのものです。それが一律に徴収される2.5%の金額の中からどれだけ著作権者に支払われるのか?レッスンに使用した楽曲を逐一管理していないと著作権者への還元なんて無理だよね?そこまで音楽教室に求めないとJASRACの建前の「著作権者への還元」を信じるわけにはいかない。CD販売からの徴収額が大幅に減少しているからその減収分を埋め合わせたいんじゃないか、って見方を支持したくなります。
 それと自分の楽器コントラバスに関していえば、初心者は一朝一夕に曲を弾けるようにはならないので、初期のレッスンは著作権料の対象になるとは思えないエチュードや音階練習を1年以上やってから曲に入っていくわけです。著作権切れしているはずのシマンドルって教本を使って地道に1、2年学習してから楽曲を弾くという。あまりに地道なもんだから今ワタシに生徒いないですよ。でもそういう同業者多いと思う。そんな楽器の学習者を生徒に持つ教師からも「著作権払わなきゃいけない現代曲とかポップスやってるよね?はい、払ってちょうだい!」と言うつもりなんですかねJASRACは。
 基本的に音楽教室からの徴収は、ややこしくなるしレッスン料のかさ上げにつながって音楽を習いたいという人の減少にもつながりそうだからしない方がいいのでは?というのが私の考えです。ただし音楽を使って利益を上げているという側面も否定できない事実だから、徴収するなら金額のパーセンテージや楽曲申告方法など使用者と徴収者で制度を詰めてからやるべきなのではないか。現状で著作権料を払え、っていうのは時期尚早だと思います。
 音楽教室側もこの先の控訴審で勝てなかったら著作権料を払わなきゃならなくなるから、レッスンで使用した曲、曲を使わなかった回などデータ化してそれを材料に著作権支払い額を交渉したらいい。









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ゆく年くる年(くる月の予定含む)

2017-12-29 14:35:11 | Weblog
2017年も終わろうとしてます。年初に思ったんだよな、「早いことにもう年末です」ってブログを書くんだろうなって。その通りです。
今年もお世話になりました。ありがとうございました。
今年をひと言で表すと「アフリカン」ですかね。あと「エレベ」「三線」なんてのも今年の自分を表しているかもしれない。
実はこれらは、すっかり本業となった「ジャズ」や「コントラバス」の前、あるいは始めたのと同じころにハマっていたものです。
廻りまわって人生のこの段階で関わることに不思議を感じます。っていうかなんか人生面白い。
2018年はどんなことやってるんだろうか?引き続きジャズ、西アフリカ、沖縄とか練習してるんだろうな。今年後半はほとんどお休みしてたユーラシア西側の音楽もやりますよ。5弦5度チューニングのエレベも練習したいな。
色々発展途上ですが、皆さま引き続きよろしくお願いします。

アフリカづいてた今年を象徴するようなジャズカリ楽団で今年のライブは終わり。あ、もう今晩です。
12/29(金)平塚ピアノフォルテ ジャズカリ楽団:木村秀子(p)あらかり大輔(per) 19:00~23:00

2018年最初のライブは、自分と同じく振れ幅の大きな共演者たちと。
1/5(金)大泉学園in F 行川さをり(vo)木村秀子(p)井谷亨志(ds,per) 20:00~
19(金)西横浜Misty 木村秀子(p)キング清六(ts) 19:30~
25(木)神保町楽屋 平井庸一(g)Pascoal Project:行川さをり(vo)浅川宏樹(ts)森川拓哉(vn)大和田千弘(key)大井澄人(ds)井谷亨志(ds)
26(金)西横浜Misty 瀬戸フミヒロ(as) 19:30~
27(土)横浜・港南台CoZAの間 池田'あーすけ'正博(per,g)木村秀子(p) 19:00~
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ひと月に2つのツアーを終えて

2017-11-27 18:18:00 | Weblog
11月前半の#11(Sharp eleven)のツアーと、後半のZale Seckのツアー終わりました。学びの多いひと月でした。かなり疲れたけど、そのあと脱力状態になることもなければ緊張が解けて熱を出すこともなく淡々と過ごしてます。いつもお礼だけ書いてお茶を濁してるから(それさえしない時も、、、)今回はちゃんと総括しますね。

#11の方は新曲少なめ、春にレコーディングしたこともあり、気分的にもちょっと余裕があって今まで以上に楽しいツアーでした。来年がレコ発になると思います。ファビオ(g)嘉本(ds)ラインの丁々発止のやり取りも面白く、盤石かつ茶目っ気たっぷりのアンサンブルが披露できるでしょう。よろしくお願いします!



そして後半はセネガルのマスターミュージシャン、Zale Seckとのツアー。彼の放つ熱気が来てくれた人を巻き込んで、それがSNSで拡散されてツアーが進むに連れてオーディエンスも大きくなっていった、まるで勢力を強めながら北上する台風のようなツアーでした。最終公演をもって温帯低気圧に変わりました、という感じですかね。

出す音からすごい人だなというのはわかるんだけど、在日セネガル人の著名ミュージシャンが彼を慕ってライブに表敬訪問するのを目の当たりにしてやっぱりすごいんだと改めてわかるわけです(笑) 乱暴を承知で彼の音楽をまとめると、親しみやすいメロディに複雑なキメを要所に織り込んでセネガルっぽく料理したもの。ひたすら楽しい音楽だけど歌詞は示唆的な内容が多くて奥行きのある世界です。約10曲やったうちラブソングはひとつだけ。(しかもそれはアゲアゲの曲。) しかしステージでの圧倒的なパフォーマンスの裏には日常生活での心身へのケアがあって、またそれが50代後半とは思えぬ若々しさにもつながっています。本当に多くのことを教えてもらいました。

ミュージシャンになるつもりもなくただ好きだったアフリカ音楽を見てみたいという衝動でセネガルに行った20代前半の自分と知り合ってから26年間、ザールは大切な友達として連絡を取り続けてくれました。出会った頃はBaobab orchestraのメンバーでセネガルでは既にトップクラスなのに、なんで楽器も弾けずぷらぷらしてた自分にかまってくれたのだろうか。今でも不思議なんだけど、そのことを彼に聞いても「合う人との関係は続く。そうじゃない人とは続かない」という答えしか返ってこない。まあそうなんだけどさ(笑) そうして26年越しの初共演が、彼が来たがっていたこの日本で今年実現しました。今のところこれは自分の人生の中で一番ドラマチックなことかもしれない。あの頃の自分に、お前は将来ミュージシャンになるんだぞ、って教えたらアフリカにもっと長く滞在して色々吸収しようとしたのだろうか?まあわかんないですけど、人生って面白いことが起こるんですね。

細々と連絡が続いて25年、去年ザールに会いに行ってそれから今までの溝を埋めるように急に連絡が密になって今回のツアーが実現しました。会った当初から日本に行きたいと言っていた彼はとりあえずは夢をひとつ実現したということになるのでしょう。そして自分はといえば、かつて憧れたセネガルポップスをその道のマエストロと共演したということです。今のところそれ以上それ以下でもないのですが、、、 幸いザールは日本のメンバーをえらく気に入ってくれてJapon Daagouというユニットとしてやっていきたい意向なので、彼との関係はもっとディープになって他の人を巻き込んだ第2章が始まったといって良いでしょう。来年も何か動きがあると思うのでよろしくお願いします。

私、今回は日本のメンバー、つの犬さん・あらかり大輔さん・そして音楽ディレクター木村秀子さんからも多くのことを学びました。ザールが気に入って然るべき人たちです。要所で穴を埋めてくれた佐山智英氏、大澤和樹氏もgood jobでした。複数回見にきてくれた方が何人かいたのはすごく嬉しく励みになりました。

しかしエレキベースをよく弾いた月だったなぁ。普段のウッドベースの5度チューニングDAEBともちょっと違うCGDAにしたんですが(本当はベース界ではこれがレギュラーの5度チューニング)だいぶ慣れました。

最後に2つのツアーに関わってくれた全ての方にこの場を借りてお礼申し上げます。
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色々楽器を弾いてみると楽しい

2017-07-11 22:15:48 | Weblog
 そういえば去年からちょこちょこエレキベースを弾く機会が増えてきました。
 ベース括りなのでウッドもエレキもアンサンブルでは同じような役割なんだけど適したジャンルが違うというか、まぁプレーヤー次第なんだけど。さらに持ち運びはエレキの方が圧倒的に楽なわけで、エレキを持ち歩く機会が増えるとだんだん「堕落」してきます。ウッドベースの方が適してると思ってもリハくらいならエレキで行けないだろうか、なんて考え始めたりします。けっこういい歳になって体力が衰え始めてるってのもあるかな。エフェクターのかかり方も圧倒的にいいので演奏の幅も広がって楽しい。まあつまり僕の中では全然別の楽器ととらえてるわけです。
 そうして別の楽器が楽しいってことに気づくと、家で箪笥の上の肥やしになっていたガットギターを弾いてみたくなったりします。そのギターだとまぁボサノヴァ、ショーロあたりかななんて感じでそういう教本を買って練習し始めるわけです、人に聞かせるつもりじゃないけど。楽しいんだよねえ、明らかにうまくないけど。
 あと去年ひょんなことから90年代にムッチャ弾いて歌ってた三線を引っ張り出しました。ひょんなことから歌をいくつか弾いて歌ってみました。歌えるキーが短3度低くなってて喉の錆付き具合にびっくりしながらもやっぱり楽しい。
 さらに25年くらい前に買ったセネガル製ジェンベもひょんなことから皮を張り直して、地元のサークルに属して叩いたりなんか始めてます。

 なにが言いたいかというと、楽器でもジャンルでもひとつのことを突き詰めるのも素晴らしいけど、なんか面白そうと思ったら今までやってきたことと違うことでもやったらいいよね、と。それで本業のウッドベースに向き合うと「ああ、やっぱり自分はこの楽器が一番好きだな」なんて発見もできます。空気を揺らす感覚が気持ちいい。アコースティック(音響)ベースとはよく言ったもんで、と思っちゃいます。
 あ、そんなわけでウッドベース(ダブルベース、コントラバス)がっつり弾く直近のライブは7/18(火)のピットインですかね。リーダーユニットの「ちゃんぷる合奏団」です。ユーラシア大陸の各地の音をチャンプルーしてお届けします。その週末22日の情報も貼り付けとこうかな。はいその日もウッドベースです。もちろんDAEBのソロ5度です。
よろしくお願いします。

7/18(火)新宿Pit Inn ちゃんぷる合奏団:森川拓哉(vn)福島久雄(g)立岩潤三(per) 14:30~
7/22(土)横浜・港南台CoZAの間 池田アースケ正博(djembe etc)木村秀子(p) 19:00~
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2017年1月雑感と2月予定

2017-01-24 23:16:26 | Weblog
マレーシア行って来ました。4月から開校する音楽学校に関する研修だったのですが、けっこう遊んだな。
学校のことについては追って書くとして。
マレーシアはマレー人、中国人、インド人他から成る多民族国家でそれらの料理が程よく相互に影響したグルメ大国なんだそうな。確かに安くて珍しおいしいものがいっぱいありました。そりゃ遊びますわな。またそれぞれの文化も入り混ざりつつ共存している国で興味深いです。


そんなごちゃ混ぜ文化から帰ってきて早速ごちゃ混ぜルーツミュージックやります。西アジアやら東欧ほか諸々の音楽をモリッと盛り込んだアジアヨーロッパ大陸旅行的なレパートリーで皆様のお越しをお待ちしております。
1/27(金)ちゃんぷる合奏団@横浜・中山Mystic 森川拓哉(vn)福島久雄(g)立岩潤三(per)土村和史(b) 19:30~

その次の週は年初に来日したのである意味旬といっても良いHermeto Pascoal御大の曲やそれにインスパイアされた音楽をやるPascoal Project。8人編成で何を創り出すのかお楽しみに。
1/30(月)青山プラッサオンゼ Pascoal Project:平井庸一(g)行川さをり(vo)森川拓哉(vn)浅川宏樹(sax)大和田千弘(key)大井澄東(ds)井谷亨志(per)土村和史(b) 19:30~

こんなのもあります。近所のギャラリーで毎月ワイワイと。
28(土)横浜・港南台CoZAの間 木村秀子(p) 19:00~

あと2月は暇なんでスケジュールをついでにアップしちゃいます。仕事や遊びのお誘い歓迎です。
2/12(日)藤沢・鵠沼サロンドグレースM 木村秀子(p)あらかり大輔(djembe, ngoni etc) 13:00~
25(土)横浜・港南台CoZAの間 木村秀子(p) 19:00~

諸々よろしくお願いします🙇
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2016年初夏の出来事

2016-07-31 11:33:44 | Weblog
先月(7月)はカナダ・ケベックに行ってきました。
素晴らしいミュージシャンの友人Zale Seck(vo, g, per)に会うためです。
まだ自分がプロになる前に西アフリカ音楽が好きでセネガル・ダカールに行ったときに知り合ったんだけど、会うのはそれ以来だから25年ぶり!

当時彼はBaobabというダカールで人気バンドの歌手で(兼ギタリスト)でした、というか辞めた直後だったのかもしれません。おじであるDoudou N'dyae Roseの家に連れて行ってくれたり、「観光客だとふっかけられるから」と僕のジャンベを選んでくれたりしたとてもスイートな人物でした。
なぜか彼はその後も僕のことを気にかけていてくれて、たま~につたない英語で電話をくれたり、米国留学中も彼のことをひいきにしているジャーナリストを通じて僕にEmailをくれたりしてなんとなく連絡は途切れないでいました。そして2002だったか2003年だったか母国と同じフランス語圏のケベックに移住したのも本人から聞いていました。
2年くらい前に久々に電話があって僕は不在だったんだけど、電話に出たかみさんに「カズと一緒にカナダおいでよ。ジャンベ教えてあげるから」みたいなやり取りがあって、半年くらい前に僕が直接電話していくことになったという経緯です。

久々に会ったZaleは陽気でいつも音楽が頭の中になっている様子は相変わらず。久々にあの鋭いセネガルのビート感覚にしびれました。彼の曲を練習したり西アフリカのリズムをいくつか叩いたりして自分でも触れることができたのがちょっとした財産かな。これまで自分がやってきたジャズ、沖縄民謡、ここ数年ずっと興味のある東欧、中東のリズム感覚とはまた異質で面白いんですよ。
それと彼は装飾音のフレージングやタイミングにけっこうウルサくて、それがけっこう興味深かった。ポップスであれ民族音楽にルーツがあるならば「らしさ」をちゃんと出したいんだなと考えれば、それは納得いく話です。
ちなみにZaleの息子のAssane Seckもモントリオール近郊に移住していて、地元では売り出し中の素晴らしいギタリストです。セネガル風の鋭いリズムギター、南アフリカのバンドでよく聞くなめらかなアルペジオ主体のリズムギター、ロックスピリット溢れるディストーションソロ、R&B風のよく唄うソロととても多彩なスタイル。そして父親と同じハッピーなオーラを出している好人物でした。

彼らとの交流も活発にしていきたいと思う2016年初夏でした。
ジャズ的には最近の自分は「迷走気味」なのかもしれないけど、興味を持ったら触れてみるをモットーにこれからもっと迷走したいと思います。

ちなみに初夏のカナダ(ケベック)はとてもいい感じでした。人も自然も町も。壮大な田舎って感じ。人はおおらかでちょっとおせっかいなところも。町はきれいだし、楽し気なイベントがあちこちで開かれていました。居心地のいいところ。冬は知らんけど。

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MNTツアー終了、そしてNHK-FMで放送されます

2016-03-26 17:44:00 | Weblog
一週間以上前になりますがフィンランドのピアニスト、Markus Niittynen(マルクス・ニーティネン)とのトリオのツアーが終了しました。足をお運びくださった多くの方々、そして関係者の皆さまありがとうございました!
今回はライブハウスでは3公演と少なめでしたが、どこでも熱心な方々に聞いていただきありがたく思います。
日本ツアーは今回が3回目でした。初回ツアーは初共演を楽しみながらもなにか探る感じ、その次(前回)のツアーは人間性をより知ることができ、今回は異なる音楽的背景を持つ3人にとって「音楽での共通の落としどころ」がはっきりわかったツアーでした。音楽的な収穫は今回が一番多かったと思います。

そんなツアーの千秋楽はNHK-FMのセッション2016の公開収録でした。ピアノの状態が良くてマルクスはご満悦でしたよ。

放送予定日は4/17(日)22:30-23:30、再放送は4/22(金)10:00-11:00です。ナビゲーターの濱中さんは御自身が学生時代にベースを弾いていたこともあってか、私のソロ5度チューニングにかなり興味を持っていただいたようで、その辺の話も出るかもしれません。是非聞いてみてください。
よろしくお願いします!
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2/4ちゃんぷる合奏団@横浜エアジン

2016-02-03 21:34:17 | Weblog
お寒うございます。皆さまいかがお過ごしですか?
今日2/3は節分。豆まき、丸かぶり寿司はお済みですか?もちろんわたしゃやりましたよ。イワシも食べたし、それに飽き足らずハタハタも食べました。あ~もちろんお酒もいただきましたよ。たしなむ程度ですけど、オホホホ。
そして下2/4は立春、ワタクシ土村和史の「ユーラシアを旅する楽団 ちゃんぷる合奏団」ライブ@横浜エアジンです。



ざっくり言って、日本の文化の特徴って様々なルーツのものが入り混じっているところにあると思うのです。沖縄やインドネシアではまぜこぜをチャンプルーといいます。
例えば演歌はチャンプルーです。洋楽のにほんてk。日本各地の民謡に定型のものがみつけにくいのも様々なルーツが入り混じっていることの証左ではないのか?と思うわけです。
昔(縄文期ころからともいわれる)からアジア、中近東や太平洋各地との交流があったという観点、そしてもちろん自分の興味の向きからもユーラシアの各地の音楽を色々つまみ食いしてやろうと思って始めたちゃんぷるプロジェクトですが、ややもするとライブごとに食い散らかす感じになることもあったりして、毎年エリアを絞って軽く集中して突き詰めてみて、さらにそのテーマに沿ったオリジナルを書いてまとめていく、ってことをやってみようと思い立ちました。そして最終的に(日本人の)自分が作る音楽の形が見えてくるのではないか、と。

で、今年はユーラシアのあっちの端っこ、スペインエリアの音楽を色々つまみ食ってみようと思います。
スペインといってもカトリックに影響をうけたもの、イスラムに影響を受けたもの、ヒターノ(ジプシー)の音楽、のちに欧州・中東に拡散してゆく土着ユダヤ人の音楽と様々です。どれだけ触れられるかわかりませんが、やってるこっちはとても楽しいです。その楽しさが聞き手に伝わるライブになれば、と思っています。

寒い日が続きますが、おいしい酒がそろっているエアジンに温まりがてら遊びに来ませんか?

2/4(木)横浜エアジン
ちゃんぷる合奏団:森川拓哉(vn)福島久雄(g)立岩潤三(per)土村和史(b)
19:30スタート、¥2500+オーダー

よろしくお願いします!
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2015年もありがとうございました!

2015-12-30 15:57:15 | Weblog
2015年も残すところあと一日。
今年も皆様にはお世話になり、ありがとうございました。

今年大きかったことはMarkus Niittynen TrioのアルバムをT5 Jazz Recordsからリリースできたこと。
成り行き上とはいえいままで全く興味がなかったエレキベースに興味を持って弾き始めたこと。

これらのことが自分の音楽をどう変えていくのか、または熟成させていくのか、はたまた全く関係ないことに終わるのか、さっぱりわかりませんがなんとなく楽しみな感じがします。
なにはともあれ続けていかないとね。

さてあまり仕事のない今年の秋でしたが、誰よりも遅くまで働きますよ。
明日大みそかの12/31は毎年お世話になっている横浜は中華街の491Houseで演奏します。珍しく(?)ハードバップやります。もちろん共演者はその道の達人たち。

中華街491House 南野陽征(p)宮岡慶太(ds)土村和史(b) 19:30~22:30

カウントダウンになると横浜港の汽笛が聞こえます。年越しのお出かけはぜひ横浜の関内・石川町エリアへ!
ライブの方は19:30~22:30でチップ制です。お気軽にお立ち寄りください。

では皆さん、良いお年を!
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