どうも!
ご無沙汰しています。緊急事態とかマンボウとか言って実効性に「?」がつくような要請が続く昨今、皆様いかがお過ごしですか?
今日は実効性バッチリだと私が思う「自分の演奏を録音してみよう」という趣旨のマジメな話です。
先月kazufumix とバンドっぽい名前をつけて1人二役以上の動画を作りました。
ここで珍しくフレットレスベースでメインメロディーを弾いてます。これを録(撮)る時に予想したのはギターで弾くバッキングトラックはまあ時間かかるかもしれないけどそれさえ録(撮)っちゃえばあとは楽勝でしょう、ってことでした。
で、いざやってみるとギターの後に録ったフレットレスベースが思いのほか手こずったのです。何が、ってOKな音程で弾き切るのに。
普段弾いているコントラバス(ウッドベース)の延長で普通に弾けるでしょ、って思ってたらなんのなんの。プレイバックを聴いてみると最初のテイクで「音程悪いなぁ、使えないなぁ」とわかって撮り直しても全然良くならない。10回以上録って煮詰まって翌日の何テイク目かで「まいいか」ってのが録れました。
自分のコントラバスは弦長102cm、対してフレットレスは87cm。長さが15cmも短くなると押さえる位置のコンマミリ単位のズレが音程に影響してくるんですよ、理屈で言えば。それがただひとりで弾いてるだけでは自分の耳では気付けなくて、録ったら初めてわかったという話。いまさら気づいたのかよ、って言われればもう恥ずかしい限りなので、これからはきちんと音程に気をつけて時に録音しながらフレットレスベースを練習しようと思った次第なのです。
ふだんレッスンで生徒さんに自分の演奏を録ってみたらいいとよく言ってます。録るとわかるのは「自分は思ってる(望んでる)ほどうまくない」ってこと。自分の練習の録音は絶対聴かせたくないもんね。で理想とかけ離れてる現在の演奏内容を自分がしたい内容に近づけていく作業をするわけです。音程が取れてるか、リズムが突っ込み過ぎる等カッコ悪いことになってないか、もっと素敵なラインを思いついちゃった、など。今は携帯などで簡単に録れるのでやってみよー!姿勢や身体の動き方チェックができる録画もおすすめです。これらは自戒も込めたメモでもあります。
ちなみに動画のフレットレスベースも5度チューニング(チェロのオクターブ下、CGDA)です。
↓大事な演奏スケジュールはこちら↓
6/26(土)配信ライブ「おうちBar」 木村秀子(p)土村和史(b) 19:00〜20:00 つちむら音楽工房YouTubeチャンネルから配信
6/29(火)国分寺ArtxJazz M’s “John Abercrombie tribute quartet”:平井庸一&天野丘(g)土村和史(b)嘉本信一郎(ds) 18:00〜20:00
7/7(水)新宿Pit Inn 平井庸一(g)カルテット:カイドーユタカ&土村和史(b)井谷享志(ds,per) 13:30〜16:00
7/9(金)祖師ヶ谷大蔵Cafe MURIUI ちゃんぷる合奏団:土村和史(b)森川拓哉(vn)福島久雄(g)立岩潤三(per) 18:00〜20:00