かずっぺ♪のつぶやきブログ

生きてるだけで丸儲け♬

終わり無き戦い

2009-05-25 13:25:05 | 日記
昨日本屋さんで見つけて

ただのアトピー自伝だと思って見逃そうと思ったのだけど

見出しや目次を見ていたら

「そっか、結香もこうやって一生何らかの形でアレルギーと

付き合っていかなくてはならないんだな。

いつかはお化粧をする時だって、子供を生む時だってくるかもしれない」

と思って買ってみました。



子供の頃から包帯グルグル巻きの重篤アトピー。

掻きすぎて眉やまつげも抜け落ち、一晩で布団の中には

掻いてはがれ落ちた落屑でこんもりと山が出来る程。

掻き始めるとまた猛烈な痒みの波が再び襲ってきて

終わることのない痒みとの戦い。

いつもいつもお母さんに「背中を掻いてくれ」と

頼んでいたらしくて、本当に同じだなって。



この著者はアトピーから始まり、アレルギー性鼻炎、アトピー白内障

喘息、蕁麻疹・・・、とほんとうに名前の通り

アレルギーマーチをたどってきて読んでてとても苦しかった。




結香も食アレはまた置いておいて

アトピーのほうは小学校へ上がった頃、いったん落ち着いたように見えていたけど

中学年を過ぎたくらいから1年を通して肌の調子が悪く

また痒みで夜も熟睡できないので、学校から帰ってくるととても疲れていて

ほとんど毎日夕飯前に寝てしまい、宿題が出来ないといった状態。

いまだ結香とダブルの布団で一緒に寝ている私ももちろん同じ状態で

毎日が寝不足。

寝付くまでの痒みのの発作と、1時間おきくらいに再びやってくる発作のような痒み。

私が寝返りでも打って結香の意識が覚めてしまうとまた

痒みを思い出してしまうので、いつも緊張して棒のようなって寝る。

毎日毎日続くと本当に私はいつまでこうやって

結香の背中を掻きながら寝る日が続くのか。

一人で好きなように寝返りを打って、大の字になって寝たい。

耳元のバリッガリッといったいくら短く切っても肉をえぐるような

肌を掻く音に正直イライラして腕を押さえつけたことも

悲しくて涙が出てしまうことも。



どうやって結香に自分の体は自分でおりあいつけながら

付き合っていかなくてはならないと言う事を教えればいいのかがわからない。

私は決して放棄しているつもりはないけれど

いつまでもいつも側にいて背中を掻いてあげられるわけでもない。



最近子育ての問題にぶつかると

「アレルギーがなかったら」なんて逃げ道を作ってしまっている自分がいる。

私に課せられた宿題はまだまだ終わることがないんだな。

どれだけ勉強すれば、どれだけ学べばこの宿題は終わるんだろ。
コメント
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