心配や有難い言葉をかけてくださった方々
本当にありがとうございました。
家族の方は9時までにお入り下さい、との事で
私と妹は手術室に入る見送りは出来なかったのだけど
子供を学校に送り出し、支度をして30分くらい遅れで病院に着きました。
開けてみて、レントゲンで見えたその数ミリの影が
陽性なら取って終わり。時間にして2時間程度です、と。
もし悪性なようだったらまたそこから2時間くらいになると思います、と
言われていました。
母とはとくに会話という会話はせず
ただお互いもくもくと本を読みながら時間の過ぎるのを待っていました。
2時間くらい経った頃か、
看護婦さんが来て「手術室から連絡が入って、これから綴じに入るそうなので
あと30分くらいだと思います」と。
って事は、陽性だったってこと。
少し肩の力が抜けてホッとしたけれど、きちんと先生のお話を聞くまでは
安心するにはまだ早いと、むしろそこからが気持ち的に妙な30分でした。
再び看護婦さんに「終わったので下の手術室で先生のお話を伺ってください~」
と言われ
母と私と妹3人で手術室へ行くと
担当の先生が
「あのね、陽性でした。と言うか
『誤認腫』でした。全く心配はありませんからね」
要は「見解を間違ってました、すみません」ってこと
母と妹はすぐに納得出来ていたらしいんだけど、
私は意味がよくわからずに先生の話を聞き終わってから2人に
「は?誤認腫ってなに???
誤認腫って名前の腫瘍なの???よくわかんない」
半ば呆れて妹は
「だーかーらー
悪い腫瘍だと思ったんだけど、勘違いでした、
間違っちゃってすいませんって事だよ」と。
「は?そしたら手術なんかする事なかったんじゃないの?
勘違いで間違った判断してお腹まで切って、それって保障とかしてくんないの?」
とアホなことを一生懸命2人に聞いてしまった
「いんだよ、どっちにしたって開けてみて何でもなかったのがわかったんだし、
だから承諾書とか書かされるんじゃん」
と大人な2人(大人なんだけどwww)
その後3人で病院の食堂でお昼を食べて
安心したのをいい事に
「どうする?
この後じさまのところ行って目ぇ開けたら
みんなして神妙な顔してるか。
私、泣き真似しようか?」
と、なんとも不謹慎な会話・・・・・・・・・・・ww
まぁ、今までの不安を一気に取り払うかのように
わざとみんなしておちゃらけてた感じ。
部屋へ行くとまだ麻酔が切れたばかりでボーッとした感じのじさま。
少しずつ意識ははっきりしてきている感じだけど
眠くて仕方がない様子でした。
昨日はみんなで顔を見に行った時は
病院のご飯が量は少ないものの美味しくて
毎日食事と一緒に付いてくるお品書きのようなものを全部取っておいてあって
その1枚1枚に
「美味しい」
「味は塩味」
とか
「オシタシ」とかいちいち書いてあって笑えたwww
1週間から10日後には退院出来るらしいけど
お正月に間に合って良かった。
家に帰ってきたら早々年賀状の版画彫りだそうです
今日ね、待っている時、ある本に
「死ぬ前に後悔したこと」ってのがあって
1位が「もっと自分の身体を大事にしておけば良かった」
2位が「健康診断を受けておけば良かった」
で、3位が
「もっと言いたい事したい事我慢せずに自由に生きていれば良かった」と。
自分を労わるってなかなか出来そうで出来ないけど
意識してでもしてあげないとなんだなって思いました。
色んな方々、本当に有難うございました。