大朝日岳〜鳥原山鳥原山周回コース vol.178

2017-10-17 | 山系

憧れの大朝日岳 自宅からは日帰りでマックスな山行

午前3時起床 

3:30出発

5:20 古寺鉱泉登山口到着

5:30 登山開始

7:44 古寺山

8:22 小朝日岳

◉9:53 大朝日岳山頂

10:50 少し降って中岳を見ながら昼食

12:11 小朝日岳に登り返しコーヒータイム

鳥原山周回コースへ回る

12:25 鳥原山

13:39 鳥原分岐(湿原)

15:51 古寺鉱泉駐車場

距離18.5km 工程10時間21分 累積標高1、825m

消費カロリー3.783kcal 荷物12kg 水分消費2 L 気温5〜10度 晴れ 微風 

立ち寄り温泉 27号線沿い 大井沢温泉 湯ったり館 入浴 300円 シャワードライヤーあり 良い温泉

次回は日暮沢小屋〜古寺山〜大朝日〜竜門山〜清太岩山周回をしてみたいものです。



5時過ぎ登山口到着 ヘッドライト装着で登山準備 先着車約10台



5時半登山開始 あっという間に明るくなる

途中の橋が穴だらけなので注意

朝陽館左脇から裏の登山口へ



のっけからいきなり急登



陽が上ってくると終わりかけの紅葉が浮かび上がってくる。



雑木の登山道はしっかり整備されていてとても歩きやすい。






急登が続く



2時間半以上の急登を終え 古寺山に出ると一気に視界が開ける 

コース料理に例えるなら前菜のよう山です。



中間地点の 小朝日岳をバックに

小朝日岳往復でも5時間とかかるので ここまで来て景色見て下山という登山者もいるみたいです。


手前に小朝日岳 奥に大朝日岳 振り返って見るとここら辺が今日一番綺麗な景色でした。

 

小朝日岳山頂 初めのメインディッシュ魚料理といった感じ すごく美味しい!

今日の目的地 大朝日岳が美しく やる気が湧いて来ます!

小朝日までのデータ

せっかく上り詰めた小朝日岳はその後 結構降ります。

なんどもアップダウンを繰り返して。。。

山頂右下の鞍部に避難小屋が小さく見えて来た。




登りくだりを繰り返す美しい稜線歩きが最高






もうすぐ避難小屋 


避難小屋に荷物を置き 空身で山頂へ

360度快晴パノラマ 

本日のメインディッシュをしっからと味わう



さすがの大朝日山頂 景色最高です。


中岳 西朝日岳方面 次はあの稜線を歩きたいななどと考えながら軽食



本格的に下山を開始


下山は なんども振り返りながら


しかし前を向けば十分登り返しがいのある小朝日岳が まだまだ終わっていない感じ


紅葉が終わった斜面でも景色は綺麗 アバンデセール デザートの前振りみたいなものです。



また振り返る 名残惜しい



 デザート が見えて来た!



もう一度小朝日岳に ここの登り返しが今日のメインデセール

裏側から見ると切り立っていて荒々しい感じ



迂回路分岐 お腹いっぱいの人はここから山頂には行かず巻道で迂回することができます。



下の方はまだ紅葉がある



小朝日山頂到着



大好物の登り返しを終えて 最後のコーヒーです。

鳥原山周回コースへ下山




ここら辺まで下ると雑木な感じで良い香りがします



鳥原分岐の湿原


古いブナ林

コーヒーの後も小さな登り返しや湿原など小さな喜びを散りばめたスナックが出て来ます。



倒木にキノコ? ミクロな世界

歩き始めて9時間くらいから

これでもかという急降下に二人とも膝が痛くなりペースダウン


10時間21分 15:52 暗くなる前に下山できほっと一息

最高にシビれる山に大満足な1日 まるで偉大なレストランのクラッシックなコース料理をたらふく食べたような山行でした。

山は雪が降る季節になるので 大きな山をガンガン登るのは今年はこれで最後になるかもしれないですね。








もうすぐこの山は厳しい氷の銀世界に! 最後の最後でここに来れたこと 恵まれた天気に感謝します。 今年もごちそうさまでした。




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泉ヶ岳〜大倉山 vol.177

2017-10-10 | 山系
紅葉最盛期 東北の大きな山の天気予報が良くなく
神の紅葉 大朝日岳に行きたかったけど
行けない腹いせに大朝日岳と同じ距離20kmを
ホームグラウンド泉ヶ岳で歩こうかと。。。

カモシカコース→泉ヶ岳→北泉ヶ岳→
大倉山→北泉ヶ岳→
途中から雨に見舞われ泉ヶ岳登り返しはせず
水神経由15.6kmで下山→温泉

いきなり急登のカモシカコース


紅葉のピークは来週辺りかな?


泉ヶ岳山頂付近は燃えるような紅葉




北泉ヶ岳方面へ


水神コースより負荷は大きいようです


北泉ヶ岳

ここから始め桑沼まで降りようと考えたが
降り口が不明瞭なため
大倉山へ変更


桑沼展望





大倉山へのルートはブナや檜の美しい原生林
虎毛山の檜の倒木のオブジェでできた痩せ尾根を思い出します。








北泉ヶ岳から約1時間で大倉山
山頂は東屋がありました



非公式な断崖展望台が素晴らしい
脚を滑らせれば真っ逆さま


大倉山出発辺りから雨が降りだし
北泉ヶ岳直下から本降り

泉ヶ岳山頂に登り返す事は諦め
そのまま下山






小さな山でもコースつなぎ次第でかなり満腹!
7時間行動 2612kcal 消費
次回は桑沼周遊を加えて
8時間オーバーのロングコースを歩いてみたいものです。

殆ど一日中 #マインドフルネス

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泉ヶ岳〜北泉ヶ岳 vol.176

2017-10-03 | 山系
今日は午後から荒れる予報につき
遠出は控え
ホームグランドの泉ヶ岳へ








大駐車場〜泉ヶ岳山頂までのデータ
荷物と体重合計85kgで計算
普通にここで下山すればわずか7.4km
3時間程度で終了してしまう





栗駒山は紅葉ピーク
こちら船形山や北泉ヶ岳は山頂が薄く色付く程度
紅葉はまだまだ先


これはなんというキノコかな?



北泉ヶ岳山頂迄のデータ


登り返して ここでやっと休憩


下山時はトリカブトがチラホラ



水神から泉ヶ岳経由で
北泉ヶ岳に行った後再度泉ヶ岳に登り返して
もう一度北泉ヶ岳方面に下山して三叉路から下山するコースが累積標高差も稼げるうえ
13kmも歩けて、とても良い運動になります。

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栗駒〜秣コース 紅葉 175

2017-09-26 | 山系

6:00出発 

国道342号線沿い 災害時の記憶として保存されている崩れた橋を横目に


8:00過ぎ須川温泉登山口到着。


災害遺構として保存されている2008年の内陸地震で崩壊した祭畤大橋(まつるべおおはし)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%AD%E7%95%A4%E5%A4%A7%E6%A9%8B

8:25登山開始


ここでとる写真は逆光と温泉蒸気でいつも神秘的なショットが撮れます。

登山の前に小さな神社に参拝に行くところ

妻にスポットライトが当たっているような一枚が撮れました。


今回は名残ヶ原湿原を通らずに小山を巻くように右側に迂回してゆげ山の砂礫帯の中を通ってみることに



ところどころ湯気が噴き出していて 旧火口の標識などもあるので
硫化水素なども出ているのでしょうか?
登山道は両脇ロープで導かれています。


温泉成分なのか苔なのか緑色の岩が美しいコントラスト。



奇岩の山と紅葉 なんとも不思議な光景です
この後一旦、名残ヶ原の後半部と合流してから、
須川コース〜昭和湖は通らずに手前の分岐を左にゼッタ川をまたいで東側の自然観察路から山頂を目指します。 


ムシカリの実が赤から真っ黒に
葉も赤から茶色に紅葉終盤な個体



登り始めて2時間山頂が見えて来ました

グリーンと紅葉のコントラストが見事ですね。

今年は紅葉の当たり年らしく、その上タイミング的に今日は最高だという噂をところどころで聞きました。


ガクアジサイは緑のシーズンから朽ちてドライになるまで全てが絵になります。



登って来た道を振り返る。

うっすらと登山道が見える



栗駒山山頂到着!このコースは人が少なく快適でしたが

山頂は各ルートからの登山者で賑わっています。

記念撮影をしてすぐに出発 

目的の天空の回廊稜線歩きへ

ここから秣岳までの約2時間がメインのご馳走となります

須川分岐へ行く途中ケーキ屋さんこんにちは!と声をかけられる。

仕事柄でしょうか?Facebookからでしょうか?色々なところで声をかけられることが多く

最近では山の上でさえも時々声をかけられます。SNSはすごいな〜

熊にだけは声をかけられないようにしたいものです。。。

この稜線を画像の果てにある秣岳までトコトコ歩きます。



素晴らしい景色の天狗岩や展望岩頭を味わい、振り返れば真っ赤な栗駒山が

色づく落葉樹が多い山全体が赤くなるのです。




足元は植物カオス!





登り始めて3時間15分振り返ると栗駒山はあんなに遠くになってしまいました。

ここら辺は這松や笹が多いので緑が多いです。

いくつかのアップダウンを超えて

突然開ける

いつ来ても癒される しろがね高原の景色を吸い込み 先に見える岩峰状のピークへ

岩峰状のピークの上は最高の見晴台

いつもは手前の高原で食事をするのだけれど

風がないので岩の上で食事をします。

普段は食べないカップ麺も登山においては疲れた体への塩分や水分 エネルギー補給となり

思いの外 やる気が蘇ります!

こんな景色を見ながらの休憩は忘れられない思い出になります。



休憩した小ピークを後に最後の登りへ向かいます。



登山から4時間半 秣岳の山頂到着 

ここからは一気に急降下


車道に出ました。

遠くに 今日歩いた稜線を見ながら

40分ほどで駐車場に到着します。

初めて来た頃は嫌だった車道歩きも

今では心拍数を落とさぬように有酸素運動として早歩きを楽しみながらゴールを目指して黙々と。



この時期で、それも車道にイワカガミが、、珍しいですね。

約6時間のコースを修了して温泉

今回の温泉は初めて登山道横の大きな露天の方に

爽やかな秋空の下 最高のお湯で

汗を流し、外の席でしばらく登山者の方と談笑しながら涼んで自宅に向けて出発。

帰りは花山峠 湯浜峠 二つの峠を通る素晴らしいワインディングロードを堪能して

岩出山道の駅にて水分とエネルギー補給

岩出山ハム山のポークスペアリブをいただき

19:00に無事帰宅

あっという間の一日でした!










役14km歩いて2122kcal 消化

下は妻のデータ

僕より総重量(ザック+体重)が23kgくらい軽いので消費カロリーがずいぶん違うものです。

距離が若干違うのはGPSの精度設定の違いからだと思われます。

 


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北泉ヶ岳 vol.174

2017-09-12 | 山系
昨晩からの雨
午前中ぐずつくという天気予報を
読んで傘と雨具セットで決行



低山にもかかわらず幻想的な雲海


ノコンギク

悪天予報で出会う人スライド無し
予報とは裏腹に雨は降らず
今週も登れた事に感謝×100

直径8mmほどの
白いセンブリのはなの足元に広がる
スギゴケと小さな傘のような可愛い地衣類
ヤグラゴケなどが
織りなすマイクロな庭園はまるで、カオスな
おとぎの国。

樹状地衣類 ワールド


悪天の影響で山頂は強風

水神コース泉ヶ岳山頂までで938kcal
ここから下山して駐車場だと385kcal程度
合計で1323kcal程度なので
2000kcalは到達出来ない!

北泉ヶ岳を目指し!
道中はリンドウの蕾だらけ


北泉ヶ岳山頂で軽食後
三叉路から再度泉ヶ岳へ登り返す


登り返して1761kcal下山すればOKかな


水神コース
泉ヶ岳ー北泉ヶ岳ー泉ヶ岳 往復 意外とロング
途中でログを切ったので
実際の歩行距離は12km 5時間半
2160kcal消費出来たので大満足!

ムシカリは紅葉が始まり
山道には どんぐりころころ
山は秋の入り口に入った様です





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月山 vol.173

2017-09-05 | 山系

一ヶ月ぶりの山 
久しぶりの晴れた休日
連日の夜会にて増えた体重を引きづり
なんとか月山に来ることができました。

駐車場は満杯
かなり遅めの10:00登山開始

リフトを使うとあっという間の山なので文明の利器は使わないで
いつものように姥沢小屋から登山道で山頂を目指します。


思ったより気温が高い


久しぶりなので本当に楽しそう

僕は前夜の酒でちょっと足取り重めで
なんとかついてゆく感じです



四谷川の谷から直接山頂に向かうこの木道は素晴らしい雰囲気です。




姥ヶ岳からの道と合流するあたりは気温が下がり歩きやすくなってきました。


尾根から北側を望む 絶景です



ムシカリだけ単独紅葉中 葉のディティールが美しい木で新緑から枯れた落ち葉まで絵になります。


野生の木苺 ベニバナイチゴ これはエグミがあり 木苺系は黄色いものが一番美味しくそのままケーキに使えるほどでです。


ハクサンイチゲ ニッコウキスゲ ハクサンボウフウ ミヤマキンバイ など多くの花が見られました。








スタイリッシュな中に野趣を取り込んだ近年のフランス料理などの盛り付けは

高山に見られるこのような景色が源流となっていることを知ると

仕事に理由と結果が乗って来るので何度見ても良い勉強になります。



山頂は花畑

月山神社でお祓いをしていただき
久しぶりに おみくじを引いてみると

揃って大吉 内容は深く お互いぴったりなお言葉でした。

 

 

平日にもかかわらず 超賑やかな山頂 珍しく風がないのでゆっくりご飯を食べて景色を満喫。


下山です。

写真左上の一番奥 姥ヶ岳 目指して降下開始





来た道を振り返る

草はもう秋の色




山頂が見えて来た


 



姥の山頂から いつものように湯殿山を眺める


一度リフト乗り場まで降りてトイレを借り

姥ケ岳とリフトの間の分岐から

登りに使った道まで戻り下山します。

御手洗いから分岐までの登り返し以降は緩やかな下り道

美しい景色を愛でながらご褒美のような1時間 


一日フルに使い最高の山歩きができました。

今月中にもう一度来たいな〜などと思いながら

寒河江の ゆ〜チェリ〜で天然温泉に入り

山形市内の次男と晩御飯を食べ

充実の一日終了しました!


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栗駒山→秣岳 172

2017-08-02 | 山系

気に入っている栗駒秣岳コースへ
上り口で標高1100mあるために
真夏でも他の山域よりは涼しくシマ蚊などもいない

いつも通り6時に自宅を出発したのだけれど
不覚にも東北自動車道を北とは逆の
上り東京方面に乗ってしまい
一旦降りてUターンしたため結構ロスしたのだが
そのタイミングのおかげで
今年の春ジュネス栗駒で一緒にスキーをした方と駐車場で
前後に止めることになる

スキー場ではゴーグルを外していないので顔がわからなかったのですが
少しのの挨拶で
マダムがあのスキーヤーの方では?と 当てました
接客を長くやっているとそういう能力が上がるのでしょうね。
鼻と口が出ているだけのスキーモードと夏山登山スタイルでは
相当雰囲気が変わっているだけに
ちょっとビビりました。 


なんとか8:35あたりに到着 8:50から歩き始めることに。

いつものように神社にお参りしてから
下山後の温泉を夢見つつ
曇り空の下を歩き出す


途中まではスニーカーで散策できるくらい整っています

名残が原湿原はワタスゲが終わり キンコウカやタカネニガナ モウセンゴケが賑やか


木道の間は イワハゼの実やシダが良いバランスで植え込まれたよう


硫化水素が噴き出す死の谷

昭和池も温泉のような色


天狗平の分岐から宮城側の沢コースを見ると まだ雪がありますね。


ハイマツの子供

あっという間に山頂 本日の最高地点1627M。
結構風が強く涼しい


山頂から宮城側を見下ろす


秣岳に向かいます

いつも秣へと至る尾根道を見ると楽しくなります

アップダウンを繰り返し
美しい岩場に到着
少しの間360度見晴らしを楽しみます。 

2時間前にいた栗駒の山頂がはるかかなたに
人の脚はすごいです。 

 


ここを抜ければ目的の草原


しろがね草原に到着

少しの間ダイニングアウトを楽しむ
風も止み青空が出てきました
高速道路を間違えて到着が遅れたおかげ?




ハイマツの島が花の温床になるみたい
ところどころにこんな島が点在している 


休憩を終えて丘を越えると

また風景が変わり

痩せてひしゃげたオオシラビソが張り付く秣岳が見えます。


キンコウカとタチギボウシ タテヤマリンドウの花畑




生育には適していないのか きつそうに でも強く立っているオオシラビソを横目に今日最後の斜面を登る


秣山頂



さああとは降下するのみ



無事車道に出て
ここから温泉駐車場まで徒歩40分
最高の温泉に向かいます。

15:15ゴール

6時間半 13km歩いた割に 累積標高差が少なくカロリーが稼げなかった

岩手山や鳥海山の半分ほどだけれど

マラソンなら30km走った運動量

良い汗がと感性が得られました。




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鳥海山 滝ノ小屋コース

2017-07-19 | 山系
先週の猛暑での岩手山登山が懲りた事と
ゆうゆう館の中村さんの勧めもあり
雪渓があって涼しいという鳥海山へ

鳥海山は、機動力のある春スキーでは
滑りがあるので下山が速いことから
日帰りで何度か登っているのだが

夏山は登ってみたい夢はあったものの
さすがに日帰りは無理かと
毎年地図を眺めているだけだったのが
ここで一気に行く方向に流れ出した。

多賀城4:30発で古川ICで降りて国道47号
〜鮭川村〜国道344号と最短距離を
使っても連なるトラックなどが
多く3時間オーバーで7:50着
やはり遠いですね。


走りやすい鳥海高原ライン
舗装された駐車場ですでに標高1200m
登山道の始まりも石積で整備されています。


15分程で滝ノ小屋
湧水とトイレがあります。
ここから雪渓登りが始まります




最初の小さな雪渓は上部左手に夏道の入口があります。
そこから小一時間八丁坂を登ると
河原宿小屋 とトイレがあり
小川が流れ 小鳥がさえずる あたりは一面お花畑
鳥海山全容を仰ぎ見ることができます。



これから登る心字雪渓が綺麗
大雪渓と小雪渓合わせて1:30の登り
初めての山の雪渓はガスが出ると
下山時に迷うので時々GPSにポイントを
打ちながら左手側を登って行きます。


ロングコースなので
久しぶりに軽アイゼンを履いて登ります。


ガスが出ると方向がわからなくなります


一瞬で青空
ガスと青空交互に繰り返すなか黙々と。。。


もうすぐ雪渓も終わり
登山道の夏道を探しながら登ってゆくと
トラロープが斜めにガイドしてありました。


雪渓が終わり ここから噴火口外輪に向けて30分の登り
花は7月後半〜8月初めがピークらしいですが
そこそこ咲いていて 凄く美しい斜面です。


ミヤマシオガマやイワベンケイなど沢山の高山植物が咲き誇っています。

イワベンケイはロディオラといって
副腎疲労や強壮 精神などに効きサプリメントにもなっている植物で
僕も副腎疲労でお世話になって
いるだけに親近感が湧きます。




真ん中へんの黄緑色のやつがロディオラです。


外輪に出ました!遠くに山頂が
山頂直下に山小屋があります。



いつか滑ってみたい千蛇谷



遠くに日本海がみえる。


12:15七高山山頂到着
標高2236mで運良く風なし晴天なので
贅沢に山頂でランチ
スキーで登ってくる時の
祓川コースを見下ろしながら感動を味わう

鳥海山には七高山と新山と
山頂が二つあり今回のゴール七高山から
新山往復は急峻な岩場の往復で
2時間近くみなければいけないので。。。

高所恐怖なので、もう体力と時間がない事を理由に 新山へは登らない事にします。


この高地での恵まれた天候と
自然美をゆっくり噛み締めながら下山開始






再度雪渓を慎重に降る


遠くから見るのと
実際その中にいるのとでは
スケール感が違ってくるので
登ってきたルートを外さない様に方向をチェックしながら歩きます。


別世界な感じを全身で味わう


尾根にはニッコウキスゲの群生が


心字雪渓を降りて振り返る


午後の陽を浴びて柔らかな風にたなびく植物を
愛でながら天国の様な八丁坂を
深く全身で味わう様に下山


16:00 予定通りパーキングに到着

登り片道のデータですが そこそこのカロリー消費
晴天の割には気温も上がり過ぎず
先週の岩手山の2/3程度のボリュームなので
身体は余裕がありますが
毎週この様な強度の運動を続けられれば
心肺機能だけではなく筋力や代謝の面からみても相当強くなりますね。



帰りながら
鳥海山荘で温泉に入り汗を流して
自宅に向けて出発
帰りは夕刻の一車線国道ノロノロを避けるべく
酒田から山形道ー東北道ー仙台港北
と有料道路を多めに使ってみましたが
遠回りであっても時間的には若干速い
多賀城のブティックには無事21:00に到着
明日の用意をチョットしてから21:30帰宅!

3時過ぎに起床してから18時間
さすがに疲れましたが
最高の天気と季節の鳥海山 最高すぎる山でした。
日帰りやろうと思えばできるものだったので
今度は他のルートで挑戦してみたいものです。

車から荷物を下ろし 定位置につき
今日見た景色 音 匂い 感触をフィードバックしながら
渇いた全身に染み込むビールが
本当に美味しいこと!美味しいこと!
まるで光の中にいる様な1日が終わろうとしています。

今の年齢だからみえてくる世界
これから先もっと多くの感性が開いてゆくであろう未来

岩 植物 水 どれを取っても
滑り淀みがなく香ばしく香しく 清浄な気を纏う
こんな素晴らしいパーツでできた山に触れた
至高の体験
生きているうちに
あと何度この様な体験が出来るだろう。





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山を登り想うミッシェルブラスと佐治晴夫 巨匠の観る世界

2017-07-11 | 山系
2014年以来5回目の岩手山
高山植物の女王 コマクサの時季
この孤高の植物の姿を是非妻にみせたいと
いう想いが伝わったのか !!

空梅雨
岩手山山頂付近晴天で微風
またとないタイミングなので決行です。

朝4:00起床! もちろん前日に荷物を積んでおいた
愛車に飛び乗り出発

綺麗な山容がみえてきた
いつも思うけれど あそこに徒歩で登る事を
想像すると信じられません

7時過ぎには
いつもの岩手山馬返し登山口に到着


7:30登山開始
連日かなり気温が上がっているので
お湯を含め1人2Lちょっとの水分を持って行きます。


少し風邪気味ということと、歩きを楽しもうということでゆっくり8時間半かける予定で出発


体感的にはあまり暑くないのだけれど
樹林帯の中は風がなく吹き出る汗が乾かない
ややのぼせ気味?けれど余裕の顔


樹林帯の新道から岩むき出しの旧道を望む



高度1600mを超えると植生が変わり
這松やツツジなどの背が低い木に変わるので
眺望が良い
ここまでが結構キツかった。


必ずシャッターを押してしまう
今にも崩れ堕ちそうな旧道に転がる
ミニバン程の巨石


6〜7合目あたりは腐葉土の甘さや松の爽やかな
香りが風に乗って辺りを包む
清浄な土地です。

まるでハーブティのような香り


もうすぐ8合目 山頂が見えてきた。




山頂下の高山植物帯 間も無く8合目の山小屋に到着

絶景


8合目到着
冷たい清水が身体にしみる
軽く休憩をとって
高山植物帯を散策しつつ山頂へ歩を進める






ヨツバシオガマ オオバキスミレ オダマキ
ミヤマカラマツ クレマチスの高山種など
沢山の草花と小鳥がさえずる 天空の楽園


噴火口に取り付き
最後のザレた斜面を登りながら振り向く





周りにはお目当の
女王コマクサやスミレの高山種

この山でコマクサは標高2000m付近
風が強く保水力がないに等しい極めて痩せた
凄く厳しい斜面に一定間隔でしか生育していない。
植物や自然の快適は人の価値観では測れないものの良い例です。


やっと噴火口の淵に到着



やはり2036mの山頂はそこそこ風が
でも風邪の重い身体を引きずりながら
4:30かけて12:00丁度山頂到着 もうヘロヘロですが
せっかくここまできたので
少し遠回りになりますが
お鉢(火口)を回って降りる事に





少し行くとコマクサの物凄い数の群生地
何万株あるのかしら?と思わずマダムが呟くほど
写真では写しきれない
これはこれは感動です!


山頂の反対側からの眺め

名残惜しいが下山に転じます


山頂直下

13:00
8合目の山小屋に戻り
カップ麺(シーフードヌードル)と おむすびで
腹を満たして大休憩

暑いやら風邪気味やらで
もうげんなりだけど駐車場目指して
一生懸命降ります。
不調でくる大きな山は
最後の方になると
もう疲れと飽きでかなりへこたれます

途中から少し頭も痛くなり
水分をとっていても
体温が下がらないので軽い熱中症に。。
身体は一度に200cc程の水分しか
吸収できないので
水をチビチビ飲みながら
なんとかかんとか下山

下の水場で水を浴び靴を洗い
16:10駐車場に到着
本当に暑い中8:30分もかけた山歩きでした。

さてここからは写真を撮る元気もなく
網張温泉に直行
温泉の自販機に飛びつき水分を補給
炭酸ジュース一気飲み後

素晴らしい泉質の温泉に浸かり
さらに水分
今度は注意してスポーツドリンクを
水で2倍に薄めたものを取りつつ帰宅です。

このブログを書いているのは帰宅後ですが
どんなに悪天にあったりヘロヘロになった山行でも
大変なことって 他人事のような感覚になっていて
時間が過ぎるほど感動しか残らないので
また次の山に思いをはせてしまうものです。

何年も山歩きをして
山の目に見えるもの見えないもの
山の空気感のようなものが
記憶に蓄積されて
ある臨界点を超えたみたいで
最近は自然に 仕事に
反映できるようになってきました。

この間食べに行った洞爺湖の
ミッシェルブラスは標高600m
フランス本店は標高1300mでレストランを営む

そんな自然の中から学んだ彼の表現しようとしている事が
ようやくチラチラみえはじめてきたような気がします。

なににも媚びない強い眼差し
目が笑ってないのがわかりますね。

せっかくなので印象的だった料理を

山くらげのソテートリュフソース
日本料理の心と重なる自然への思いを感じました。


写真真ん中のアイスクリームは
なんとシモツケソウという薬草の味。


そして 代表作のサラダ
ガルグイユー
このようなサラダの盛り付けは今でこそ世界中で
みられますが
その源流となった一皿

自然の声を聞き愛でる
みえないけれど そこにあるという
金子みすゞや般若心経にみられる感性

ミネラルが少ない土地に住むが故に
日本人が観てしまう宇宙観を

ミッシェルブラスは
高い標高の厳しい環境で生きる事で
みたのでしょうか?


ミッシェルがメニューに書いてくれた
l'avenir est du passé en préparation
未来は過去の行いによって作られる という
言葉ですが

タイミングが合えば
ご一緒したかった美瑛在住の
宇宙物理学者 佐治晴夫先生も

「これから」が「これまで」を作ると
未来の視点から同じ事をおっしゃっていて

詰まる所
今ここに焦点を合わせ感謝して今を生きる事が
過去を肯定的なものとして
より良い未来を作るという事だと思います


僕らが北海道に行く前に宮城によった佐治先生を
囲んで
偶然にも同じ車 水冷911に乗る男3人の少年談義の一コマから
あの車のエンジン音の揺らぎはバッハと同じ方程式に置き換えられるとか
人は山中の木々の葉の擦れる聞こえない音も感じているという事など沢山の共通項が繋がってきます。

歳を重ね
山に登れば登るほど 人に接すれば接するほど
見えなかった世界が重て見えてくるという
事を感じるもので。。。

少しづつではあり 傾向的ではありますが
二人の巨匠のように そのような みえないけれど
そこにある
例えばふとした詩のようなものが
仕事にのるようになってきたような気がします。



この山の溶岩レキに咲くコマクサをみると
その存在が銀河であり宇宙そのものの反映で
自分もその一部のような感じがします。


今年の最新作 大地からの芽吹きと開花をイメージ
カプチーノフランボワーズ


ペーパーバック 植物の飛沫






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泉ヶ岳2017 vol.7

2017-06-27 | 山系
2週ぶりの登山も泉ヶ岳
そろそろ高い山に行きたいところですが
睡眠を優先して
早出ができないため
近場の泉ヶ岳が続きます

騒がしいほどの蝦夷春蝉の鳴き声も止み
ますます深くなる緑




八合目から上は雲の中


今回は疲れ気味なので
1時間30越えでゆっくり山頂到着

途中 意外と近くの
お菓子屋さんご夫婦に
もしやムラタさんでは?と
呼び止められ
Facebookでお友達に


発芽から追いかけていた
ショウジョウバカマはとうとう
種が爆ぜております


大好きなウラジロヨウラクが満開


カッコ良い構図


サラサドウダン デザインの引き出しに!


ウスユキソウの仲間
今年は早池峰山に行けるだろうか?


三叉路へ向かう途中の幻想


眼鏡落とすか!!






帰りに寄ったセルバの八百屋で
先週ミッシェルブラスで食べて気に入った
葉レタス(アスパラレタス 山くらげ)が
若干鮮度になんがあるものの
なんと80円で!

迷わず購入

加熱用の海老につきしっかり火を入れたブラックタイガーと共に
本日の夕食に

今週の休みも代謝アップのための
あっという間の1日でした。

休まず仕事に根つめても
太らず疲れなかった遠い昔を懐かしみつつ
また明日から全力投球で行きたいと思いながら
おやすみなさい🌙

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泉ヶ岳2017 vol.6

2017-06-14 | 山系




最高の天気 船形山や台東にも残雪はほぼ無し


今日も晴天の泉ヶ岳へ
山はカタクリやショウジョウバカマが
完全におわりより一層緑が濃くなり
そろそろドウダンツツジが咲き始めました
下山後は友人のカフェ「水の音」へ
水の音では
さっき山でみてきた
ドウダンやサンカヨウ
など東北の山野草を
多少の虫喰いや萎れもそのまま使って
山の空気感をあるがままに切り取って
きたような生け花を
フラワーアート界の巨匠
谷匡子 さんが
TAKURO KIKUCH君が奏でる
深い岳の空気のような調べのピアノに
のせて
2人が戯れ紡ぐ自然への祈りと賛美のひと時でした。

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泉ヶ岳2017 vol.5

2017-06-06 | 山系
今週も夜は職場の幹部会議につき
遠くには行けずに
近場の泉ヶ岳ですが
晴天に恵まれて良い感じです。

新緑は最高な状態!


虫も少なく気温も涼しく快適


朝日連峰まで見渡せて最高です。


花の移り変わりを見ながら あっという間に山頂到着


3週間前まで美しくピンク色のショウジョウバカマが

週ごとに背が伸びて

山頂付近では
もう背丈も30cmを大きく超えて
全体が緑色になっておりました。


毎回同じコースでも
自然は変化して行くので
その変化が視野を広げてくれるものです。


下山後は山麓の友人のオフィス アトリエによって
お茶をいただき
近くの光明の滝を見学
いつも登っている山の水がこんな形に変わるなんて
素敵な滝です。

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泉ヶ岳2017 vol.4

2017-05-30 | 山系

下から山頂まで
完全なる新緑

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泉ヶ岳2017-3+北泉ヶ岳

2017-05-16 | 山系
昨日までずっと雨だったけれど
水はけの良いホームグランドの
泉ヶ岳なら足場も泥濘まないだろうと
出発

2週間ぶりでもう下は新緑が全開




水神あたりもだいぶ緑が


下の方はほぼ終わっているショウジョウバカマ
水神より上は綺麗に咲いています。


マダムが蝦夷春蝉の脱皮シーンを目の当たりにして大喜び


船形方面は雪とのコントラストが美しい


いつものタイムで山頂到着
久しぶりに三叉路経由で下山する事に


三叉路への登山道はどこまでも続く
カタクリとショウジョウバカマ
時々シラネアオイ


三叉路で気が変わり下山中止
北泉ヶ岳まで足を伸ばしてみる事に

こちらはブナの原生林が美しい緑をみせてくれます。


あっという間に北泉ヶ岳山頂


再度三叉路で迷い下山中止で再度泉ヶ岳へ登り返す事に




今回は登り返しもあったので5時間チョットかけて
みっちり歩いて下山
かなりの代謝アップとカロリー消費になったと思います。

食べる事も仕事の一部なので
常に負荷をかけた運動をしていないと
体はブヨブヨになるから
今日はだいぶ満足な一日でした。

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泉ヶ岳2017-2

2017-05-02 | 山系
前回は初登りだったので
下山後は身体がバラバラになりそうな程のダメージ
今回は多少身体が軽い気が
天気が良く最高の山歩きになりそうです。

下の方は若干の芽吹きがあります。


中間点 水神の碑あたりは
まだ枯木のようだ


登山道は カタクリが終盤戦で
ショウジョウバカマが沢山みられた。


登山道は殆ど雪が溶けて
雪道は50m位を残すのみ


すごい晴天
大東岳〜面白山 船形山
マダムの背景奥には朝日連峰
写真には写ってませんが
蔵王の左奥には福島の安達太良など
東北の名峰がハッキリとみえます。

澄み渡る空気



前回より10分ほどはやく山頂到着

今回は大駐車場 水神コース往復
全力でなんとか
2時間40分程で下山
写真撮りながら2回目にしてはまずまずなスピード

午前中に運動を済ませて
午後は日常に戻れる
近場にこんな山があるといありがたさ

明日からのゴールデンウィーク本戦を控えて
よい運動になりました。


二輪草の群生も素敵です。

歩き慣れてない人は
こんなタイムなようです。
駐車場から登山口往復と
準備運動や休憩を入れて4時間ちょっとかけて
ゆっくり行くと楽しくてよいですね。


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