2014年以来5回目の岩手山
高山植物の女王 コマクサの時季
この孤高の植物の姿を是非妻にみせたいと
いう想いが伝わったのか !!
空梅雨
岩手山山頂付近晴天で微風
またとないタイミングなので決行です。
朝4:00起床! もちろん前日に荷物を積んでおいた
愛車に飛び乗り出発
綺麗な山容がみえてきた
いつも思うけれど あそこに徒歩で登る事を
想像すると信じられません
7時過ぎには
いつもの岩手山馬返し登山口に到着
7:30登山開始
連日かなり気温が上がっているので
お湯を含め1人2Lちょっとの水分を持って行きます。
少し風邪気味ということと、歩きを楽しもうということでゆっくり8時間半かける予定で出発
体感的にはあまり暑くないのだけれど
樹林帯の中は風がなく吹き出る汗が乾かない
ややのぼせ気味?けれど余裕の顔
樹林帯の新道から岩むき出しの旧道を望む
高度1600mを超えると植生が変わり
這松やツツジなどの背が低い木に変わるので
眺望が良い
ここまでが結構キツかった。
必ずシャッターを押してしまう
今にも崩れ堕ちそうな旧道に転がる
ミニバン程の巨石
6〜7合目あたりは腐葉土の甘さや松の爽やかな
香りが風に乗って辺りを包む
清浄な土地です。
まるでハーブティのような香り
もうすぐ8合目 山頂が見えてきた。
山頂下の高山植物帯 間も無く8合目の山小屋に到着
絶景
8合目到着
冷たい清水が身体にしみる
軽く休憩をとって
高山植物帯を散策しつつ山頂へ歩を進める
ヨツバシオガマ オオバキスミレ オダマキ
ミヤマカラマツ クレマチスの高山種など
沢山の草花と小鳥がさえずる 天空の楽園
噴火口に取り付き
最後のザレた斜面を登りながら振り向く
周りにはお目当の
女王コマクサやスミレの高山種
この山でコマクサは標高2000m付近
風が強く保水力がないに等しい極めて痩せた
凄く厳しい斜面に一定間隔でしか生育していない。
植物や自然の快適は人の価値観では測れないものの良い例です。
やっと噴火口の淵に到着
やはり2036mの山頂はそこそこ風が
でも風邪の重い身体を引きずりながら
4:30かけて12:00丁度山頂到着 もうヘロヘロですが
せっかくここまできたので
少し遠回りになりますが
お鉢(火口)を回って降りる事に
少し行くとコマクサの物凄い数の群生地
何万株あるのかしら?と思わずマダムが呟くほど
写真では写しきれない
これはこれは感動です!
山頂の反対側からの眺め
名残惜しいが下山に転じます
山頂直下
13:00
8合目の山小屋に戻り
カップ麺(シーフードヌードル)と おむすびで
腹を満たして大休憩
暑いやら風邪気味やらで
もうげんなりだけど駐車場目指して
一生懸命降ります。
不調でくる大きな山は
最後の方になると
もう疲れと飽きでかなりへこたれます
途中から少し頭も痛くなり
水分をとっていても
体温が下がらないので軽い熱中症に。。
身体は一度に200cc程の水分しか
吸収できないので
水をチビチビ飲みながら
なんとかかんとか下山
下の水場で水を浴び靴を洗い
16:10駐車場に到着
本当に暑い中8:30分もかけた山歩きでした。
さてここからは写真を撮る元気もなく
網張温泉に直行
温泉の自販機に飛びつき水分を補給
炭酸ジュース一気飲み後
素晴らしい泉質の温泉に浸かり
さらに水分
今度は注意してスポーツドリンクを
水で2倍に薄めたものを取りつつ帰宅です。
このブログを書いているのは帰宅後ですが
どんなに悪天にあったりヘロヘロになった山行でも
大変なことって 他人事のような感覚になっていて
時間が過ぎるほど感動しか残らないので
また次の山に思いをはせてしまうものです。
何年も山歩きをして
山の目に見えるもの見えないもの
山の空気感のようなものが
記憶に蓄積されて
ある臨界点を超えたみたいで
最近は自然に 仕事に
反映できるようになってきました。
この間食べに行った洞爺湖の
ミッシェルブラスは標高600m
フランス本店は標高1300mでレストランを営む
そんな自然の中から学んだ彼の表現しようとしている事が
ようやくチラチラみえはじめてきたような気がします。
なににも媚びない強い眼差し
目が笑ってないのがわかりますね。
せっかくなので印象的だった料理を
山くらげのソテートリュフソース
日本料理の心と重なる自然への思いを感じました。
写真真ん中のアイスクリームは
なんとシモツケソウという薬草の味。
そして 代表作のサラダ
ガルグイユー
このようなサラダの盛り付けは今でこそ世界中で
みられますが
その源流となった一皿
自然の声を聞き愛でる
みえないけれど そこにあるという
金子みすゞや般若心経にみられる感性
ミネラルが少ない土地に住むが故に
日本人が観てしまう宇宙観を
ミッシェルブラスは
高い標高の厳しい環境で生きる事で
みたのでしょうか?
ミッシェルがメニューに書いてくれた
l'avenir est du passé en préparation
未来は過去の行いによって作られる という
言葉ですが
タイミングが合えば
ご一緒したかった美瑛在住の
宇宙物理学者 佐治晴夫先生も
「これから」が「これまで」を作ると
未来の視点から同じ事をおっしゃっていて
詰まる所
今ここに焦点を合わせ感謝して今を生きる事が
過去を肯定的なものとして
より良い未来を作るという事だと思います
僕らが北海道に行く前に宮城によった佐治先生を
囲んで
偶然にも同じ車 水冷911に乗る男3人の少年談義の一コマから
あの車のエンジン音の揺らぎはバッハと同じ方程式に置き換えられるとか
人は山中の木々の葉の擦れる聞こえない音も感じているという事など沢山の共通項が繋がってきます。
歳を重ね
山に登れば登るほど 人に接すれば接するほど
見えなかった世界が重て見えてくるという
事を感じるもので。。。
少しづつではあり 傾向的ではありますが
二人の巨匠のように そのような みえないけれど
そこにある
例えばふとした詩のようなものが
仕事にのるようになってきたような気がします。
この山の溶岩レキに咲くコマクサをみると
その存在が銀河であり宇宙そのものの反映で
自分もその一部のような感じがします。
今年の最新作 大地からの芽吹きと開花をイメージ
カプチーノフランボワーズ
ペーパーバック 植物の飛沫
高山植物の女王 コマクサの時季
この孤高の植物の姿を是非妻にみせたいと
いう想いが伝わったのか !!
空梅雨
岩手山山頂付近晴天で微風
またとないタイミングなので決行です。
朝4:00起床! もちろん前日に荷物を積んでおいた
愛車に飛び乗り出発
綺麗な山容がみえてきた
いつも思うけれど あそこに徒歩で登る事を
想像すると信じられません
7時過ぎには
いつもの岩手山馬返し登山口に到着
7:30登山開始
連日かなり気温が上がっているので
お湯を含め1人2Lちょっとの水分を持って行きます。
少し風邪気味ということと、歩きを楽しもうということでゆっくり8時間半かける予定で出発
体感的にはあまり暑くないのだけれど
樹林帯の中は風がなく吹き出る汗が乾かない
ややのぼせ気味?けれど余裕の顔
樹林帯の新道から岩むき出しの旧道を望む
高度1600mを超えると植生が変わり
這松やツツジなどの背が低い木に変わるので
眺望が良い
ここまでが結構キツかった。
必ずシャッターを押してしまう
今にも崩れ堕ちそうな旧道に転がる
ミニバン程の巨石
6〜7合目あたりは腐葉土の甘さや松の爽やかな
香りが風に乗って辺りを包む
清浄な土地です。
まるでハーブティのような香り
もうすぐ8合目 山頂が見えてきた。
山頂下の高山植物帯 間も無く8合目の山小屋に到着
絶景
8合目到着
冷たい清水が身体にしみる
軽く休憩をとって
高山植物帯を散策しつつ山頂へ歩を進める
ヨツバシオガマ オオバキスミレ オダマキ
ミヤマカラマツ クレマチスの高山種など
沢山の草花と小鳥がさえずる 天空の楽園
噴火口に取り付き
最後のザレた斜面を登りながら振り向く
周りにはお目当の
女王コマクサやスミレの高山種
この山でコマクサは標高2000m付近
風が強く保水力がないに等しい極めて痩せた
凄く厳しい斜面に一定間隔でしか生育していない。
植物や自然の快適は人の価値観では測れないものの良い例です。
やっと噴火口の淵に到着
やはり2036mの山頂はそこそこ風が
でも風邪の重い身体を引きずりながら
4:30かけて12:00丁度山頂到着 もうヘロヘロですが
せっかくここまできたので
少し遠回りになりますが
お鉢(火口)を回って降りる事に
少し行くとコマクサの物凄い数の群生地
何万株あるのかしら?と思わずマダムが呟くほど
写真では写しきれない
これはこれは感動です!
山頂の反対側からの眺め
名残惜しいが下山に転じます
山頂直下
13:00
8合目の山小屋に戻り
カップ麺(シーフードヌードル)と おむすびで
腹を満たして大休憩
暑いやら風邪気味やらで
もうげんなりだけど駐車場目指して
一生懸命降ります。
不調でくる大きな山は
最後の方になると
もう疲れと飽きでかなりへこたれます
途中から少し頭も痛くなり
水分をとっていても
体温が下がらないので軽い熱中症に。。
身体は一度に200cc程の水分しか
吸収できないので
水をチビチビ飲みながら
なんとかかんとか下山
下の水場で水を浴び靴を洗い
16:10駐車場に到着
本当に暑い中8:30分もかけた山歩きでした。
さてここからは写真を撮る元気もなく
網張温泉に直行
温泉の自販機に飛びつき水分を補給
炭酸ジュース一気飲み後
素晴らしい泉質の温泉に浸かり
さらに水分
今度は注意してスポーツドリンクを
水で2倍に薄めたものを取りつつ帰宅です。
このブログを書いているのは帰宅後ですが
どんなに悪天にあったりヘロヘロになった山行でも
大変なことって 他人事のような感覚になっていて
時間が過ぎるほど感動しか残らないので
また次の山に思いをはせてしまうものです。
何年も山歩きをして
山の目に見えるもの見えないもの
山の空気感のようなものが
記憶に蓄積されて
ある臨界点を超えたみたいで
最近は自然に 仕事に
反映できるようになってきました。
この間食べに行った洞爺湖の
ミッシェルブラスは標高600m
フランス本店は標高1300mでレストランを営む
そんな自然の中から学んだ彼の表現しようとしている事が
ようやくチラチラみえはじめてきたような気がします。
なににも媚びない強い眼差し
目が笑ってないのがわかりますね。
せっかくなので印象的だった料理を
山くらげのソテートリュフソース
日本料理の心と重なる自然への思いを感じました。
写真真ん中のアイスクリームは
なんとシモツケソウという薬草の味。
そして 代表作のサラダ
ガルグイユー
このようなサラダの盛り付けは今でこそ世界中で
みられますが
その源流となった一皿
自然の声を聞き愛でる
みえないけれど そこにあるという
金子みすゞや般若心経にみられる感性
ミネラルが少ない土地に住むが故に
日本人が観てしまう宇宙観を
ミッシェルブラスは
高い標高の厳しい環境で生きる事で
みたのでしょうか?
ミッシェルがメニューに書いてくれた
l'avenir est du passé en préparation
未来は過去の行いによって作られる という
言葉ですが
タイミングが合えば
ご一緒したかった美瑛在住の
宇宙物理学者 佐治晴夫先生も
「これから」が「これまで」を作ると
未来の視点から同じ事をおっしゃっていて
詰まる所
今ここに焦点を合わせ感謝して今を生きる事が
過去を肯定的なものとして
より良い未来を作るという事だと思います
僕らが北海道に行く前に宮城によった佐治先生を
囲んで
偶然にも同じ車 水冷911に乗る男3人の少年談義の一コマから
あの車のエンジン音の揺らぎはバッハと同じ方程式に置き換えられるとか
人は山中の木々の葉の擦れる聞こえない音も感じているという事など沢山の共通項が繋がってきます。
歳を重ね
山に登れば登るほど 人に接すれば接するほど
見えなかった世界が重て見えてくるという
事を感じるもので。。。
少しづつではあり 傾向的ではありますが
二人の巨匠のように そのような みえないけれど
そこにある
例えばふとした詩のようなものが
仕事にのるようになってきたような気がします。
この山の溶岩レキに咲くコマクサをみると
その存在が銀河であり宇宙そのものの反映で
自分もその一部のような感じがします。
今年の最新作 大地からの芽吹きと開花をイメージ
カプチーノフランボワーズ
ペーパーバック 植物の飛沫