キートンの四方山話

大学で産学連携や知財をやっています。海洋・深海や船舶関係が多め。発言はあくまで個人的見解で所属の組織とは関係ありません

「しんかい2000」新江ノ島水族館への移送

2020-06-17 22:50:29 | 保存船・復元船・海事遺産

機械遺産・日本初の本格的な有人潜水調査船「しんかい2000」は新江ノ島水族館で常設展示されています。「しんかい2000」の2012年5月28日から29日にかけてJAMSTEC横須賀本部から新江ノ島水族館の移送の様子です。


新江ノ島水族館の「深海II」コーナーで常設展示されている「しんかい2000」(実物)


2012年5月28日。「しんかい2000」を展示スペースに移動させる際に垂直安定ひれが柱の高さより高くなるため、船尾部分を解体して輸送されました。


2012年5月28日、輸送の準備が終わった「しんかい2000」の横断幕に職員が寄せ書きを。
20時過ぎですが、多くの職員が残って見送りました。私の寄せ書きは右上。
「しんかい2000」の元パイロット、整備士、乗船した研究者、さまざまな形で携わった多くの職員・関係者が集まり、2kへの感謝と新天地での活躍を期待して、お神酒で乾杯。




そして、21時過ぎに夏島運輸さんのトレーラーに乗せられて、「しんかい2000」がJAMSTEC横須賀本部を出発しました。
動画の切り出し。追浜駅前の交差点を曲がる所も見てみたかった。当時は車がなかったので、追っかけできなかったんですよね。

移送の様子は新江ノ島水族館の展示コーナーで動画で紹介されているので、そちらを見てください。


翌日、始発に乗って新江ノ島水族館前で出待ち。5月29日午前5時半頃に「しんかい2000」到着。


対向車がいなくなるタイミングを見て、一発でバックで進入。さすがです。


このまま出勤するので、撮影はここまで。その後、なぎさ体験学習館とウミガメの浜辺の間の通路を通って「深海II」コーナーへ移動、もろもろの工事の後、7月14日から一般公開が始まりました。

新江ノ島水族館の「深海II」コーナーでは移送時の様子や展示施設の工事の様子も動画で紹介されています。

【展示情報】
新江ノ島水族館 「深海II」コーナー
 
住所:〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1
 
 小田急江ノ島線・片瀬江ノ島駅から徒歩3分
 江ノ島電鉄・江ノ島駅から徒歩10分
 湘南モノレール・湘南江の島駅から徒歩10分

 



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