大分うみがめ・ネットワーク活動レポート【事務局】NPO法人おおいた環境保全フォーラム

大分県のアカウミガメの上陸・産卵やウミガメ種の標識調査やストランディングなどの最新のウミガメ情報を発信します!

連日の間越の混獲調査!

2012年09月05日 | 生物多様性
9月3日にアオウミガメの混獲があった佐伯市米水津・間越の定置網に翌日もウミガメが迷入し調査に行ってきました。



【混獲ウミガメ放流情報】
混獲日:9月4日 混獲場所:佐伯市米水津・間越漁港沖 放流日:9月4日 放流場所:間越海岸
種別:アオウミガメ 性別:不明 サイズ:未成熟 甲長測定:直甲長 613mm 直甲幅 495mm 生死:生存 外部知見:病変、外傷なし
標識:なし 状況:定置網 処置:調査後放流 新規装着標識:インコネルタグ 右前肢 JP90003 左前肢 JP90004

高浜海岸で2巣目の孵化調査!

2012年09月05日 | 生物多様性
7月12日に産卵し52日目の9月1日から3日に孵化脱出があった産卵巣の孵化調査を行いました。



【調査結果】
孵化脱出数-116個 PIP後孵化前死亡-4個 未PIP卵-10個 産卵数合計-130個 孵化率 89% 
[未PIP卵の内訳]
胚体=卵黄 1個 胚体<卵黄(胚体無色)1個 胚発生初期及び胚無し(生卵含)8個 合計10個

【死亡時期の考察】
・胚発生初期(stage6~10)-8個は、排卵日から5日前後と推測。多雨傾向による砂中温度の低下が影響したと考えられる。
・PIP後(stage30)死亡-4個  卵室の下部に集中していることから砂圧による圧死の可能性が考察される。