CHAINSAW ART JAPAN・ケイジの仕事記録

木を切るチェンソーで木彫刻。チェンソーアートジャパン・ケイジの仕事などを記録したブログです。

カービングショウの価格設定についてなど・・・

2017年12月16日 | チェンソーアート上達の秘訣
今日はカービングショウの価格設定や、弊社のカービングショウに関するノウハウ的なことをこっそり教えます。

カービングショウは現在、弊社以外にも全国各地で様々なカーバーさんが行っています。
その中でもたぶん弊社の請け金額は最も高額だと思います。(1日170,000円~)
しかし・・・・試算ではうちのこの高額なカービングショウ契約料でようやく活動できる金額なのです。
弊社のモットーはカービングショウでいただく契約費用に見合った作品を残すこと。
1日2~3回のショウで彫った作品は主催者に差し上げます。ですから主催者も損はしません。



さてそれでは、実際にカービングショウでかかる経費は・・・
・旅費交通費(高速代、宿泊代、食費、車両燃料費)
・人件費(技術料、司会料金など)
・一般消耗品費(オイル、ガソリン、チェンソーメンテナンス費など)
・備品消耗費(テント支柱、ネット、バナーなどの消耗)
・保険料(車両と観客用損害保険)
・車両消耗費(車両のタイヤやオイル交換などの費用)
・事務費
・営業経費(広告等)
・税金類
ほかにもあるかもしれません。そう、その場で発生する経費だけでなく、少しずつ消耗していくものや、目に見えない必要経費を考えて価格を設定していないと最終的には続けられなくなります。とにかく実際は経費がかなりかかるものなのです。よーく考えてカービングショウを行ってください。

あと、基本料金などきちんと決めて、相手によって金額を変えたり、前にいくらもらったかが分からなくなったりしないよう、責任を持った対応が必要です。

そうです、費用がいただけてこそ、責任と余裕が生まれ、良い作品を彫り出すことにつながります。
逆に費用をいただけないカービングショウは基本的にお断りしています。

ちなみに必ず時間に余裕を持って移動し、前日入りし、主催者と良く打ち合わせをし、車内泊はせず、ビジネスホテルできちんと睡眠をとり、ショウにのぞみます。ショウが終わった日も無理な移動はしません。事故でも起こしたらそれこそ大損害ですから。これもたいへん重要なことです。だからこそ、きちんとした費用をいただくよう契約が必要なのです。

無理はしないようにね!