CHAINSAW ART JAPAN・ケイジの仕事記録

木を切るチェンソーで木彫刻。チェンソーアートジャパン・ケイジの仕事などを記録したブログです。

馬の彫刻

2007年09月26日 | 少し前のチェンソーアート関連
今日、馬の彫刻がほぼ完成した。
今回は今までの自分のチェンソーカービングの中で、更なる飛躍があったと思っている。次は何を行ってみようか・・・・。
ちなみにこの馬2体はほぼ実物大で、1体あたり約1週間かかる。
大工で会長の中村さん親子にジョイントなどの指導をうけながら彫った。
静岡市のお客様から依頼を請けたもので、このようなチャンスをつくってくれたことに深く感謝をしています。
材木は全て龍神村の杉を使用し、(一部ジョイント部にヒノキを使用)チェンソーだけで仕上げました。
ちなみに手に持っているチェンソーはハスクバーナの最新型346XPでシルバーカバーです。次の栃木のもくもくフェスタのショーに使います。
実際はゼノアG3700・16インチカービングバー仕様が大活躍の彫刻作業でした。

南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ'07 その6

2007年09月17日 | 少し前のチェンソーアート関連
かなりゆっくり丁寧に彫ったのだが、どうしても時間が余ってしまう。
しかし、毎日お客さんは大勢来るので、何もしない訳にはいかない。
これは当初から予測されたことで、事前に大会事務局に他のものをスピードカービングのトレーニングとして彫らせて欲しいと要望してあった。
あくまでも自主トレーニングで、販売目的ではないという前提で。
イベントの性質上、販売などができないことになっている。
しかし、欲しいというお客さんがたいへん多く、「申し訳ない」と答えるしかなかった。
木はお隣の市、砺波のたいへんお世話になっている方からいただいてきたスギの間伐材。末口26センチ程度で小さいため、1つの作品を彫る時間は30分程度。
数年前のアメリカ・ホームセンターLOWESのオープニングイベントでのカービングショーを思い出す小振りな作品だ。

話しは変わるが、昨夜(9月16日)はヨーロッパツアーに行っていた永井君が報告に来てくれて、中村信一龍神チェンソーカービング倶楽部会長、松本晋平君と夜遅くまで我が家で語り合った。永井君もこのツアーでかなり実力を上げてきたようだ。単身武者修行だったので自信もつけて、ひとまわり大きくなったぞ!

南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ'07 その5

2007年09月15日 | 少し前のチェンソーアート関連
このイベントでは盛り上げるための様々な交流・工夫がたくさんある。
そのひとつが「とくとくツアー」と言って、各招待作家を案内人がついてまわるもの。バス1台分くらいの単位で人がやってくる。案内人はほとんが井波の彫刻家の先生方でボランティアである。客層は広い。写真では小学生が多いが、お年寄りや身体障害者の方々のツアーもあった。とにかくのべ何千人?来たのだろうか・・・。イベント全体では数万人レベルの入込客数だったと思う。

また、夜は周辺の芸能文化紹介でライブがあったり、招待作家のダンスなどもあった。

通訳のボランティアも、スタッフとしても学生ボランティアもあって関係者だけで総勢数百名になるだろう。

主催者スタッフ関係者の皆さん、お疲れさまでした。

南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ'07 その4

2007年09月14日 | 少し前のチェンソーアート関連
そうです、結構デカイ木なのです。
しかし、このサイズなら、私たちMASTERS OF THE CHAINSAWのメインカーバーであれば1日で仕上げてしまわなくてはならない大きさでもあるのです。
2週間という長い時間かけて彫れるのでいろいろ考えます。
細い方は二股になっていて大きく使えないため、結局さかさ使いにすることになりました。この木のデザインだとやはり羽根を広げたイーグルが最適という訳なのです。
・・・・今回炎天下・灼熱地獄の会場だったので、夜も熱帯夜で、旅館の部屋にクーラーがあったのをいいことに結局寝冷えして夏風邪で、病院へ行く羽目に。滅多に病院には行かないのだが、イベント中なので、これ以上こじらせないようにということで・・・。
とにかく日本の夏のカービングは気をつけないとかえって体をこわす結果となるので要注意。
それで予定が遅くなって、結構ゆっくりできたので、それはそれで楽しかったかな。

南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ'07 その3

2007年09月13日 | 少し前のチェンソーアート関連
このキャンプで用意された木は「クスノキ」である。
宮崎県から取り寄せたというもの。
クスは彫刻家の間では人気が高い。
実際、腐りにくく、虫もつかない。
ただし、我々がモットーとする不要材の利用や間伐材の利用とは
かけ離れる。
チェンソーアートでよく使うスギはハンドカービングではほとんど使われない。

ちなみにクスはチェンソーでのカットは比較的「楽」である。

写真は最初の切りそろえのもの。