龍神温泉入り口にたつ龍神像の彫刻を龍神温泉協会様より依頼を受け彫刻しました。
田辺市が龍神村商工会経由で補助金を出してくれている木製看板制作事業の一環です。
オーダーの流れは龍神温泉協会→龍神村商工会→フォレストウッド協同組合看板事業部→有限会社チェンソーアート・ジャパンです。
使用した木材は龍神村内の皆瀬神社・神木を使用。数年前の台風で折れてしまったものです。樹齢300年。杉としてはたいへん硬い木でした。元口では1.3m。長さを6mに切り、そのうち1mを土台に埋めています。彫刻として出ている部分は5mです。
木は4月初旬に切ったのですが、新型コロナや悪天候などで遅れ完成は8月中旬となりました。
龍神様の手に持っている黒い玉は2020年に制作したものを象徴し、新型コロナや気候変動などを封じ込め昇天させるものを現し、中腹にある青い玉は希望を現しています。それは地球に良く似ています。
見る角度によってハートが見えるとも言われています。探してみてくださいね。
↓ 4月上旬、宮司にお祓いをしていただき、伐採。
↓ 樹齢300年以上の杉 神木です。
↓ 皮を剥がし、土台に埋める部分の辺材を取り除いて防腐剤を染みこませ、腐敗しにくくします。
そしてコンクリートで作った土台に建てます。ここまでが5月上旬です。
↓ 三階建ての足場ができ、彫り始めは5月15日。
↓ 今はこの角度から見ることができません。(ドローンを使えば別ですが)
↓ 7月はほとんど雨でできず、8月に入ってからは炎天下でたいへんな作業となりました。
↓ 発電機が壊れてしまい、新しいものを購入。オガコもスゴイ量です。木っ端は燃料に、オガコは畑に。
↓ 8月20日 ついに完成となりました。
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他にも色々なものを彫っています。