CHAINSAW ART JAPAN・ケイジの仕事記録

木を切るチェンソーで木彫刻。チェンソーアートジャパン・ケイジの仕事などを記録したブログです。

ドイツ2017 国際チェンソーアートイベント メイン作品

2017年08月07日 | 特殊作品彫刻
昨年に引き続き2年目となるドイツ・テューリゲン州 ゴースクリッツで開催される国際チェンソーアートイベント(競技ではない)。今年は8月4,5,6日(金,土,日)の3日間で行われました。今年も日本人代表として招聘され、今回のテーマを彫ります。しかしたったの2日半しか時間がなく、高さ2mを越え、太さも1mあるジャーマンオークなので体力は限界に近くなります。
今年のテーマは「500年前の・・・」というものです。500年前の1517年はドイツ・マーティンルター氏がキリスト教改宗をした年にあたり、それを記念してということでこのテーマでした。それ自体を彫る事は難しく、日本人であるため、やはりここは日本の500年前ということで考えました。しかし歴史に疎い私がインターネットなどで調べ出てくるのは室町時代・戦国の世なので血なまぐさい侍のイメージが主。たしかに侍を彫ればウケは良いのですがもっと平和的なものにしたい。そして何かどこかで関連を付けたいということで、「大原女(おはらめ)」と呼ばれる鎌倉・室町時代に薪や炭を頭の上に乗せ、京の街で売り歩いた強き女性と、その時代には生息していたであろう日本オオカミをデザインに使いました。何が関連しているかというと、マーティンルターさんが改宗を実現したことによって資本主義社会の到来に繋がったとされるので、ある意味で、大原女もまた、資本主義のはじまりではなかったのかと言うことで・・・。まあこじつけっぽいですが。



今年も木は巨大です。


今年は脚立で挑みます。


90ccのチェンソーを振り回します。(ハスクバーナ390xp)


他国のチェンソーアーティストもそれぞれ頑張ります。競技ではないので楽しいです。






















多可町2016イベントに招待したチェンソーチックスのステファニーにも再会!

















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