CHAINSAW ART JAPAN・ケイジの仕事記録

木を切るチェンソーで木彫刻。チェンソーアートジャパン・ケイジの仕事などを記録したブログです。

南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ'07 その2

2007年09月12日 | 少し前のチェンソーアート関連
このキャンプでなくても、よくあることだが、チェンソーアートの「チェンソー」自体に興味を持つ方々はたいへん多い。特に井波では、お客様だけでなく、彫刻家の先生方も興味津々で多くの質問や実際に購入希望の方々もいた。
私は木彫作家であり、チェンソーを売っているわけではない。チェンソーを売るためのデモだとよく誤解される。
チェンソーアートは安全第一であり、とにかく正しい情報と指導がまだまだ求められている。
あまり、彫刻キャンプの内容になっていないが、今回はこれで。
続く・・・・。

南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ'07 その1

2007年09月11日 | 少し前のチェンソーアート関連
 8月18日 土曜日から開催され、9月1日に閉会された南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ'07について少し詳しく書いていこう。
 そもそもこのイベントに出るきっかけとなったのは、当時の井波町(現南砺市)の隣町の砺波市の森林組合施設関連・緑化関連イベントでカービングショー&講習会に招聘され、その会場に井波の彫刻家の先生が見に来てくれたことから始まった。
 私の場合、まず彫刻の心得は全くなく、美術系の大学を出た訳でもない。全く亜流の彫刻であるチェンソーカービング普及人なのである。その時まで「井波=木彫刻の町」ということも知らなかった。芸術も美術も技術も関係ないところから始まっているのだ。それが、井波彫刻協同組合の常務理事の先生の目にとまり、井波彫刻まつりのゲストとしてカービングショーでよんでいただいた。そしてついに、4年に1度開かれている今回で4回目となる「木彫刻のオリンピック」と言われる名誉あるイベントに日本人として招待されたのである。
日本人枠は4名、+地元2団体からで、その4名は書類選考される。
私は井波彫刻協同組合さんからの他薦でその審査を通った。つまり簡単には出場できないのである。
 そもそも「チェンソーカービング」が従来の木彫刻の世界に何とか認め始められたということだと思う。その影には、このチェンソーカービングをはじめた諸先輩方々の努力があったことを忘れてはいけない。特に伴先生は日展や日彫展への挑戦でかなりその名を轟かせた。今回も伴先生の友人という井波の木彫刻の先生方と多く知り合った。伴先生の素晴らしさを改めて感じたイベントだった。
 海外の作家はそれぞれが個性派だが、その多くは抽象であり、または人物像であった。そのせいか、私に期待されるものは写実・具象物であり、動物や鳥・魚といった分かりやすい題材で、チェンソーカービングでなくてはならない。
 総予算も大きく、東栄町で過去最大でかけた予算の数倍はあるだろう。また、ボランティアなどのスタッフの数がこれまた凄い。当然いくつか問題はあるが、全体としてとにかく物凄いイベントであることは間違いない。
 今日の写真は18日の開会式である。会場には知事・市長をはじめ多くの来賓が来ており、中でも綿貫代議士本人が来られていた。何と、綿貫先生はこの井波がご自宅で、井波八幡様の宮司さんだそうである。
続く・・・・・

可児市夏まつりカービングショー

2007年09月10日 | 少し前のチェンソーアート関連
鳳来の仕事を終え、岐阜県可児市の夏祭りでカービングショーを行った。
8月12日 日曜日 猛暑DAYだった。
背中に飲み物を担ぎ、吸水しながらのショー。
夜の部もあり、なかなか思い出深い1日となった。
明くる日、13日 月曜日は同じ可児市にある青樹園さんで注文品をカービング。
やはり暑かったが、快適に作業を進めることができた。
これも可児市の皆様、青樹園の青山さんご家族のお陰である。
ありがとうございました。
写真は青樹園さんでの記念撮影!

赤引さんでの注文カービング

2007年09月08日 | 少し前のチェンソーアート関連
サマーツアーの初頭、8月9,10日に愛知県奥三河時代からたいへんお世話になっていた下江さん(一軒の宿・赤引)の注文で大きなイノシシを彫った。
下江さんのお父さんは元鳳来町長である。今は合併で新城市となってしまったが鳳来町時代、この町長さんがたいへん素晴らしく、若者の意見などをたいへん熱心に聞いてくれて素晴らしい地域をつくっていた。私も公私ともどもお世話になった方である。息子の洋行さんは今や宿主であり、私とは奥三河時代にイベントなどをともに手がけた。この赤引という宿は夏でも猪鍋をご馳走してくれる珍しい宿で、たいへん人気である。そのシンボルとも言うべき猪を彫らせてもらった。
また、今回たまたま韓国のテレビが取材にきたのでそのロケ地ともなった。
何でもゴールデンタイムに流れる結構視聴率の高い番組だそうである。
とにかく、懐かしい話しなどに盛り上がり、あっという間の2日間であった。
ここは東名豊川インターからチェンソーアートのメッカ東栄町へ行く途中になるので是非、立ち寄って欲しい。このそばの道沿いにも過去、私が彫った4mの彫刻が建っている。(丸山建設さんの看板)

赤引さんの情報は以下
http://www.akahiki.yad.jp/index.html

丸山建設さんの情報は以下
http://maruyamajutakukoubou.com/index.html
丸山建設さんは鳳来の木で家を建て、素晴らしいコンセプトで住空間を提供してくれています。

いなみ国際キャンプでの作品

2007年09月06日 | 少し前のチェンソーアート関連
とりあえず南砺市いなみ国際木彫刻キャンプでの私の作品です。
タイトルは「いのちのチカラ」
材質はクス
大きさは高さ2m30cm 元口1m 末口65cm
チェンソーだけで彫刻。
説明:今回はアメリカ発のチェンソーカービングをお見せするため、チェンソーカービングとしてたいへんオーソドックスなデザインにしました。
現代アート的な作品が多いなか、写実的なところが喜んでいただけました。

<速報>ドイツのアンドレアスマーティン氏がこのたびエコーカップ・ヨーロッパオープン(チェンソーアート・コンペ)でチャンピオンになったようです。おめでとう!!

また、当社契約アーティストの木霊光が東日本チェンソーアート競技大会(山形県金山町)で優勝しました。おめでとう!!