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「東電柏崎刈羽原発でずさんな工事」、原発を巡る不祥事が後を絶たない

◆東京電力柏崎刈羽原発7号機(新潟県)で、施設内にある火災感知器の約100台が、新規制基準で定めた適正な位置に取り付けられていないことが関係者への取材でわかった。(朝日)
2000台のうちの100台だから5%である。東電にとっては日常茶飯事のことなんだろう。感覚がずれているとしか言いようがない。規制委も最終的な結論を出すべきだ。つまり、東電を潰すしか道はないと裁断をくだすべきだろう。

◆放射性廃棄物の国内処分ができないというので、新たに海外委託を始めるという。原発をどんどん造っておきながら、国内では廃棄処分の技術すらないらしい。福島原発事故処理も頓挫している状態で、原発再稼働に血眼になっている電力会社と経産省は果たして正常といえるだろうか。

◆原発の廃棄物は、放射線の強さからL1、L2、L3とあり、L1は3160トン、L2は3万9320トン、L3は13万2690トンも敷地内にあるそうだ。そのうち処分の決まっているのが、放射線の一番弱いL3の1万2300トンのみというから情けない。どういう経営をしたらこんな恥ずかしいことができるのだろう。

原発を巡るずさんな工事や不正は後を絶たない。また、政治の世界でも原発推進を唱える狂信者たちが、票と金に惑わされて暗躍を繰り返す。これらは原発が”魔物”ゆえの痛ましい副産物なのである。この魔物を退治するには、電力会社を国営化し、経産省の原発関係部署を解体するしかないと思う。
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