「憲法は改正すべし、核抑止は是とすべし、原発は存続すべし」が口癖でもあるまいが、そう論じ続けた読売新聞の主筆渡辺恒雄氏の記事があった。今の自公国政権の主張のような文言である。現世の利益を最大限享受しようとする、人間の一番嫌なエゴがさらけ出されたような主張である。子や孫やその先には無頓着そのものである。嘗て、派遣労働が大々的に導入された頃、経済学者出身の大臣か参与か知らないがミスリードして、国民に大変な災禍を及ぼして今日に至っていることは周知の事実である。一度あることは二度あるという。心配の種は尽きない。