ある親子がクレーンゲームで遊んでいた。三千円使ったが一つも取れない。他所の店ではこんなことはなかったと。次の日にその親子がシッピングセンターに向かって歩いていた。あれから千五百円使ったが取れなかったというので、もうゲーム機で遊んではダメですよと念押しした。80代の親父は分ったわかったと言ってくれたが、、、
ふるさと納税の内訳が新聞に載っていた。寄付金総額は8302億円で経費が46%の3851億円だったという。国を挙げて”ふるさと納税ゲーム機”遊びにうつつを抜かしているということだろう。仲介サイトまで出現している実態は国が崩壊している兆候でもある。こんなアホな政策を先進国と称する国が堂々とやれるのか皆目わからない。バカな政治家が強引にやった結果としても、それを制止する者も存在しないとなると、いよいよこの国は危うい段階に入っている。
クレーンゲーム機は仕掛けがしてあって、運ぶ途中にアームの力が抜けるようになっているらしい。ゲーム機に群がっている人を見ると、案外大人の方が熱心にうつつを抜かしている光景が多い。ふるさと納税の実体は、割と賢く生きている大人が目ざとく納税回避に熱を上げているように見えて仕方がない。壊れて行く日本の象徴のようにみえる。