♦4月8日 室津港10:00出港~奈半利港13:00着岸 12.4㍄(23km)
朝、うたた寝から覚めてふと外を見ると、岸壁から船体が2m離れていて風の音がしない。波の音もない。外で確かめると間違いなく風が止んでいた。時計は4時前、舫いを確認して岸壁に上がる。先ずは借りたロープを返そうと、ロープを手繰り寄せる。28mmのクレモナは水を吸って相当の重さである。残り10m位で岸壁に引き上げられると思ったら、何かに引っ掛かってしまった。急遽、他のロープを片付けてヨットで近づいて真上から揚げる事にした。すると呆気なく揚がった。「ついている」と思った。これらの作業に2時間ばかし要した。それからロープを貸してくれた船長を待つが、日曜日で船には来ないようなので、船員に丁寧にお礼を言って酒とお菓子を渡した。
出航は10時、波は2m前後、風は7、8m、速度3.6ノット。デゲロはこれくらいならなんの事はない。ドジャーも大いに役だった。ヒールも20度前後で横揺れもある。奈半利港には1時前に着いた。港内は嘘のように静かである。8年前が懐かしく思い出された。
整理整頓にほど遠い船内
港の隣にあるスーパーマルナカでお手洗いを借り、サービスカウンターの店員さんに「美味しいお店は知りませんか」と聞くと、店員から女性に戻って少し照れながら「豚福亭が少し高いけど美味しいです」と教えてくれた。温泉の帰りに寄って特製カツ丼1290円を食べた。今までで一番高くて美味しいカツ丼だった。