昨日着岸した後から風が出てきて、見る間に西からの猛烈な風に変わってフェンダーが悲鳴をあげる。フェンダーが貝殻で痛まないようにあてた板の紐が、瞬く間に擦れて切れる。あの手この手で対応しているととっぷり日が暮れた。これではデゲロが壊れると、先輩ヨットマンの言葉を思い浮かべ、ありったけのロープを使って、岸壁から少しでも離れるように左前方からも引っ張った。結局、朝まで舫いを調整したり締め直したりの繰り返しである。6時過ぎに前方の船に人影が見えたので、急いで状況の説明とアドバイスをお願いした。すると、親方が28mmのロープを貸してくれて、二人の力持ちの船員にも手伝ってもらい、更に左前方から舫いを取ったら、何とか岸壁には当たらないようになった。ネットの情報では今日も一日中17、8mの風が吹くらしい。今もヒューヒューと不気味な音がする。
28mmのロープは、最初は人力で、後でマストのウインチを使って引っ張った。
左前方に2ヶ所ロープを張った
借りた28mmは、まっさらの200mクレモナロープ
通常の右前方のもやい
切れたもやいの端が垂れ下がっている、消防用のホースでカバーして切れたので、ビータス排気ダクトの残骸で石垣の角を補強した。
借りた28mmのロープ