お薦めスポットその４は、幕末にその名を全国に轟かした萩である。産業化初期の遺産群として３ヶ所あり、萩城下町や松下村塾が加わって全部で５資産（明治日本の産業革命遺産は２３資産）ある。それらは、萩港にヨットを留めて自転車で十分散策できる距離にある。また、漁協の裏側に道の駅「萩しーまーと」があってなかなか便利な場所でもある。
萩の城下町は、古い町並みが残っていて、白壁となまこ壁や黒板塀の美しい町並みにはなんとも言えない風情が感じられる。いい意味で、萩市が他の都市のように発達しなかった故に残った、まさに貴重な歴史的町並みだろうと思う。萩市案内には、江戸時代につくられた古地図を使って現在でもまち歩きができるとあった。
京都には観光客がわんさか押し寄せてくるが、あちこちにビルやマンションが建ち並び、お寺以外に昔の町並みを期待することはできない。それでも、京都は日本の古都だ（ったが、今ではその面影は薄いと言うべき）と喧伝して、それを鵜呑みにする観光客にはマッコト気の毒である。(このブログで検索:４６日目)
