昨年夏の日本一周で立ち寄った稚内を出航するときに起きた船舶事故で勁草丸は痛手を負った。なんでよりによって、、、と思いつつも、外国人のことなので不運と諦めて、礼に重んじる日本人としての対応をして別れた。その間の顛末は日本一周に記しているが、その時のロシア人が小樽に立ち寄った際、例の恩人に「京都の〇〇さんとは連絡しているか?」といって今回の宅配便になった次第である。つまり、「ロシアより蟹さんを込めて」という話である。
今日は久し振りの休みで、新しい車を取りに行く日でもあった。途中で、大きな虹を見た。何だかわくわくしそうな予感が的中した。蟹よりも、あの時酔っぱらってどうしようもなかったロシア人が、ずっと気にしてくれていたのが何より嬉しいことだった。
もやもやしていた一件がやっと晴れたようなそんな一日となった。