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11日目、宿毛からアイナンかわうそ村海の駅へ

♦4月13日 宿毛湾内6:25出港~カワウソ村海の駅港13:30着岸 22.1㍄(41km)

6時半に出港した。宿毛湾の座礁場所を確認して湾を出る。
湾を出るかでないか辺りから波がきつくなる。沖では白波も見える。明日から天気が悪くなることを考えると、晴れて波や風もさほどない今日中に着かねば宿毛で風の洗礼を受けることになる。風は6、7mで波が2mを越える程度。但し、慎重に航海しようとツーポンして出航している。
9時頃から、風がほとんどなくなった。波も時折高いのがあるくらい。湾を出るかでない辺りでヨットが進まなくなった。島の景色も一向に変わらない。11時過ぎる頃にやっと抜け出してアイナンを目指す。すると、1、2ノットだったのが4ノットを超えた。波も1メートルまでになり、そこからは順調だった。海の駅には1時半に着いた。

牛の顔のような岩が出迎える

海の駅の入口、堤防の赤い色を目指して入る

桟橋に係留し一安心

駅では、若い女性のスタッフ(海の駅の助役さん)が舫いロープを取ってくれた。「道が判らんかったらジェットで迎えに行こうかと思ってました」ジェット?ジェットスキーのことらしい。昨日、航路に暗岩などの確認の電話してたので、遅いなーと心配していたらしい。
この海の駅は例えて言えば、今までと大きく異なり、俗世間を離れた「別世界」のような趣がある。想像した通りだった。ここを選んで大正解だった。


夜は食堂で海鮮料理を食べた。これこそが本物なのかなーと思いながら肉厚のサザエ、ヒオウギ、カキ等を堪能した。帰りにお店の人から大きなぼんたん二個と酒饅頭三個貰った。店を出たところで、ここの水産会社の社長に会い、これ要らんか?と酒饅頭を見せられたので、今もらったところですと告げた。ジェットの娘さんの父親で、多くの乗組員を雇っている社長さんでもある。明日から時化るようだから、少しここで足止めとなる。これも偶然の成り行きからである。

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