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国の省庁トップに理念なきでは将来が心配

ランタナ・カマラ、花色が変化するので七変化ともいわれる。以前の職場で、外国人の実習生がこの花を根元からバッサリ切ってしまった。この花の種がどこからか飛んできて根付いたのだが、考え方によっては場違いの雑木といってもいいのかもしれない。
国のとある長官の談話が新聞に載っていた。こんな記事を出す方もどうかと想うが、要点は次の通りである。
1.原発ゼロの問題点、日米原子力協定で米国への説明やウラン濃縮の権利問題。
2.青森県との再処理施設や最終処分地問題。
3.ゼロの見直しでは、原子力の信頼回復・自律的な技術・エネルギー逼迫などの検証。
4.課題は、電力需要と脱炭素での電源開発・省エネ政策、周辺国との緊張問題。
などが述べられている。
日本の将来に向けた理念や長期ビジョンの欠片(カケラ)もない。これが日本統治の紛れもない実態である。国を揺るがし、将来も解決の目途すら立たないあの福島原発事故を経験してもこの程度の談話である。所詮、タダの超優秀なお役人の役所の机上で考える空論である。

失われた30年をどうすることもできないまま現在に至って、今尚頭でっかちの役人に考えを求めてどうなるのだろう。金利を少しばかり上げただけで日銀国債の評価損13兆6604億円という。財務省きっての超優秀な役人のやった政策でこのザマである。子や孫やひ孫へと負の遺産を貯めこんでばかりでは、国が破綻するのが現実問題となってもおかしくない。

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